進路ナビニュース

【独自調査】Withコロナ時代の進路指導と進路選択に関するアンケート 調査結果 Vol.4

高校生のための進路ナビニュース

Q.(特に三者面談で)保護者から寄せられる悩みや困り事で多いものについてお答え下さい。(複数回答可)

本アンケート取得時期が三者面談を実施する高校が多いタイミングであったことから、保護者の抱える悩みや困り事を把握するために当該質問を用意した。
「希望進路が決まっていない」(64.6%)と回答した教員がもっとも多い結果となった。本アンケート調査は学年を指定しての回答を求めていないため、結果には進路選択まで比較的時間のある1、2年生に関わる内容も含まれると想定される。しかし、希望進路が決まっていないことにくわえ、「進路・将来について考えていない」(38.2%)、「進路・将来について相談して来ない」(18.3.%)など、保護者は子どもの希望進路が不透明なことを心配している様子がうかがえる。
また、「学費」(39.5%)に関する困り事を抱える保護者も多い。生徒が希望する進路に関わる学費や奨学金など、保護者の悩みに答えるには相当な情報量を持っておく必要があるはずである。また、「親子間の意見の不一致」(44.7%)についての相談も多く寄せられるようだ。双方が納得する進路選択が実現するよう、この点においても教員は、学校や業界、分野などの最新情報を保持しておく必要があるといえるだろう。
近年では、子どもの進路選択に保護者が関与する傾向が強くなっているという。その是非はともかく、生徒の希望進路を実現するうえでも、正しい知識を保護者に提供していく必要性はあるだろう。とくに、奨学金に関する情報は多様かつ複雑だ。日本政策金融公庫の教育ローンなど、知っていれば進学を諦めなくても済む場合がある(合格しても入学金や授業料を納入できずに入学を諦めるケースもある)。学費の準備には計画性が必要なため、早めの情報提供が望ましい。

アンケート結果の完全版は以下からご覧いただけます。
参考:【高校教員対象】Withコロナ時代の進路指導と進路選択に関するアンケート調査結果(完全版)

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