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高校生がまちづくり 地域の課題解決プロジェクト

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新潟県にある阿賀黎明高校では、地域学の授業で市街地活性化プロジェクトを開始。阿賀町で地域活性化に取り組む阿賀まちづくり株式会社(代表:高橋眞也・堀口一彦)と協働で、町中に学生の溜まり場がない問題の解決を目指す。

学生はまちづくり、福祉、土木林業、農業、観光、商業の6分野のうち1つを選択して、それぞれプロジェクトを展開。町の中心部にある津川商店街を舞台に、場所の企画から残置物の処理、DIY、開発した拠点の運営までを担う。次年度以降も永続的に「高校生をはじめ学生の居場所」をプロデュースしていく計画だ。高校生は12月までの授業プログラムを通して、地域課題や地域の魅力について学びを深めていく。

新潟県の中山間地域にある阿賀町は人口減少に悩む地域のひとつだ。将来推計人口によると、2045年の推計人口は2015年の11,680人から60.7%減って約4,600人になる見込み。そのため、阿賀町の中心である津川商店街にある空き店舗(旧かねく商会)を利活用して、若者の集う場所づくりがプロジェクトの目的となっている。

地元企業や町の公営塾である黎明学者のスタッフと協力しながら、若い人に人気のスポットや賑わいの場を津川商店街に集めることで、シャッター街となり人通りが多いとは言えない商店街に人流をつくっていく。

●新潟県立阿賀黎明高等学校
平成14年に創立100年の歴史と伝統を持つ県立津川高校を改組・改称して、県内では初、全国で4番目の公立併設型中高一貫教育校「新潟県立阿賀黎明中学校・高等学校」としてスタート。2015年に「高校魅力化プロジェクト」、2016年に公営塾「黎明学舎」、2020年に住民らによる「阿賀黎明探求パートナーズ」を発足させるなど、様々な取り組みを行う。2020年度に県内の高校で初めてコミュニティ・スクールの指定を受けた。2021年度には、地域みらい留学制度で全国から生徒を募集。これにともない、町の日帰り温泉施設をリノベーションした学生寮「温泉と森のシェアレジデンス」を整備している。

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