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【考えよう!探究・SDGs】P&Gジャパン調査 10人に1人がLGBTQ+

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P&Gジャパンが15歳~69歳の5,000人を対象にLGBTQ+※に関する調査を行った。
以下は、主なアンケート結果である。

【自分がLGBTQ+だと自覚している人】(回答者5,000人)
全体:9.7%
10代:19.2% 20代:14.6% 30代:9.3% 40代:8.1% 50代:7.8% 60代:6.9%

【身近なLGBTQ+の存在を知っているか】(LGBTQ+当事者でない人が回答、4,514人)
いる:8.6% いない:41.7% わからない:49.8%

【LGBTQ+層の悩み】(LGBTQ+当事者が回答、486人)
1位:差別や偏見
2位:LGBTQ+当事者は周りにいないと思われている
3位:結婚・パートナーシップ
4位:職場の制度に関すること
5位:自分の言葉遣いや振舞い方に対する周りの反応

【カミングアウト経験(複数人&一人】(LGBTQ+当事者が回答、486人)
全体:22.2%
10代:43.3% 20代:27.6% 30代:22.6% 40代:27.5% 50代:7.2% 60代:2.8%

この結果からわかることは、約10人に1人がLGBTQ+であること。約9割の人が自分の周りにLGBTQ+当事者がいない、わからないと思っていること。それゆえに、当事者でない人の対応に悩んでいること。カミングアウト経験者が2割と考えれば、周囲への告白に悩んでいる人が多いと想像できる。

10人に1人がLGBTQ+当時者である。気づかないうちに当事者たちを傷つけている場合がある。ちなみに、名字の全国順位1位~10位の人数を足すと、人口の約10%になる(明治安田生命「全国同姓調査」2018)。佐藤さん、鈴木さん、高橋さん、田中さん、渡辺さん、伊藤さん、中村さん、小林さん、山本さん、加藤さん。あなたの近くにもいるはずである。同じ確率でLGBTQ+当事者は存在している。LGBTQ+当事者が生きづらさを感じない世の中にするために、わたしたちはどう取り組めばよいだろうか。

※LGBTQ+:Qは「クエスチョニング」「クィア」、+は「これらのほかにもさまざまなセクシュアリティがある」ことを意味しています。

*今後、進路ナビニュースを通して、探究活動の一環として、社会や地域の課題解決をしていくためのテーマを発信していきます。
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