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全国高等学校長協会が共通テスト追試会場の全国設置を要望

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2020年以降の大学入学共通テストについて、全国高等学校長協会は全国に追試会場の設置を求める要望書を文部科学省に提出した。
3月中旬に全国の都道府県高等学校長協会を対象に実施した調査結果で、今後の大学入学共通テストの制度設計に反映するよう求めている。

全国高等学校長協会によると、要望書には以下の6つの要望が含まれている。
●文部科学省によって定められた実施要項にある日程などを順守する。
●感染症対策の視点から、共通テストの追試会場を引き続き全都道府県に設ける。
●コロナ禍での個別試験について、地方会場を増やすように文科省から大学へ要請する。
●新型コロナウイルスに感染した受験生へ、十分な救済措置を設ける。
●新型コロナウイルスの感染状況に合わせて入試方法などを変更する場合、その周知方法に共通のルールを設ける。
●オンライン入試を実施する場合、公平・公正の確保と通信トラブルに対して万全の態勢を取るように文科省が大学を指導する。

調査では、「新型コロナ対策の周知を高校側に頼りすぎ」、「無症状の濃厚接触者は特例受験できるが、離島の受験生は公共交通機関で移動しなければならず、実質上不可能となる」、「個別試験の急な取りやめが受験生に動揺を与えた」など、1月の大学入学共通テストに対して、都道府県協会から多くの問題点が指摘された。

参考:全国高等学校長協会 「令和2年度の大学入試に関するアンケート」結果の概要について
ソース:https://univ-journal.jp/93856/

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