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ものつくり大学で製造学科、建設学科の4年生による必修科目「卒業研究および制作」発表会を開催

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 ものつくり大学(埼玉県行田市)における卒業研究および制作は、20年前に開学して以来の必修科目であり、学生が卒業前に一つの課題に自ら取組み、その成果をまとめ、学内で多数の教員や学生に対して発表するものとしています。課題により、また学科や研究室により取組む期間や取組みの方法はさまざまですが、短期でも半年以上の取組みが求められるとともに、発表会ではパワーポイントや動画等を使ってのプレゼンテーションと、それに対する質疑に応えることが求められます。質疑は、専門分野に明るい教員からのほか、異分野の教員や後輩学生などからの質問にわかりやすく答えることも含みます。また、成果を論文(設計の場合は設計図面や模型、制作の場合は実際制作した実物を含む)としてまとめると同時に、その要旨を梗概(概要)としてA4版の指定の体裁で提出します。梗概(概要)は、学科ごとに印刷して、その年度の梗概集(概要集)として図書情報センター等で将来とも閲覧されるものとなります。

 今年度は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の中での発表会となるため、学内での発表会への参加者は限定することとし、ZOOMを活用した発表の様子の配信を行うことにしました。限定ながら、保護者の皆様にも発表会の模様を視聴いただけるよう設計しました。さらに各人の発表の模様は収録されて記録としてはもちろん、一部は2月18日(木)に開催される埼玉純真短期大学・平成国際大学との連携協定に基づく3大学合同研究発表会(オンライン)で活用されます。また、制作物は各学科棟で現在、展示中です。


<卒業後の期待等>
卒業にあたって、一つの課題に長期に取組み、その成果をまとめ発表し、学内等関係者からの第三者評価を受けることで、卒業生の成長を確認すると同時に、社会に出てからの業務への取組み姿勢や他者との協調への意識に資するものと考えています。

<発表会の模様>
発表会は、セッションごとに教員が司会進行を行い、学生の補助者がタイムキーパーを行います。発表者は各人前に出て、主にパワーポイント等の画像を示してプレゼンテーションを指定時間に行います。発表時間の後の質問は主に教員からの質問に対して、口頭で、必要に応じてパワーポイントの図を示しながら応答します。一部、当該室内の他学科の教員、学生等からの質問もあり、多くの場合に予定時間を一杯のやり取りが続く状況でした。発表内容に対しては、辛口の質問等もあったが、会場からは発表学生の苦労に対して、ねぎらう声や拍手がありました。

▼本件に関する問い合わせ先
ものつくり大学 広報地域交流係
TEL:048-564-3906
メール:koho@iot.ac.jp

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