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「私の好きな言葉・座右の銘(その13)」 筆者・城所卓雄

「習慣は第二の天性なり」
(古代ギリシアの哲人の説:「Custom is a second nature.」)
本格言は、この文章の通り、
「身についた習慣は生まれつきの性格のように、
深く身についてくる」という意味です。
私達の日常生活でもよく見られる現象だと思います。

筆者は、「人生とは精神的にも肉体的にも
健康であることが一番重要である」と認識してきました。
43年間の外交官生活から、特に在外公館勤務、
さらには海外出張の機会などは、
充分な医療施設がない国もありましたので、
健康状態を維持すべきかに絶えず気を配ってきました。

一例を挙げましょう。
1973年、モンゴルの首都ウランバートルに日本大使館が開設され、
筆者は開館要員の1人としてウランバートルに赴任しました。
最初の冬を迎え外気はマイナス30~40度を越えますと、
顔の肌は少しずつ凸凹となりました。
幸い同僚の1人が指圧に長けていたので、
彼が私の頬の凸凹部分を指圧しましたら、
頬のボロボロは1日で消えました。
そこで彼から指圧の指導を受け、
頭痛、風邪、血流、胃腸の辛さなどを、
指圧を通して直す方法を学びました。

本格言で言っている「習慣」(その1)には、
健康維持・向上のために日常生活上における
体操、ジョギング、ウォーキングに加え、
テニス、柔道などのスポーツやカラオケ、
楽器の演奏なども含まれると思います。
これらが第二の天性になると、
健康の維持はますます向上すると思います。
ちなみに、外交官で在外公館勤務時代は、
週末はテニスに没頭しておりました。

「習慣」(その2)は、やはり、
勉強・自己啓発が中心になると思います。
幼稚園児であれば、読書をしたり、
先生や両親・祖父母からのお話しを聴いたりすることが
楽しみになる習慣も良いでしょう。
小学生時代であれば、読書はもちろん、
学校の教科書の予習・復習や練習帳などを、
少しずつ自分でするようにしましょう。
中学生や高校生になりましたら、
毎朝起床したら、例えば、30分とか1時間とか勉強し、
それから朝食に望むような生活パターンを作ると良いでしょう。

筆者は、高校1年生から毎朝、
山崎貞先生の著作である「英文解釈」を中心に
英語の勉強をしました。
筆者が外務省に入省した以後は、毎日が仕事でしたが、
同時に勉強すべき点もたくさんありました。
特に、在外公館の幹部(注:大使館では大使、公使、参事官クラス、
総領事館では総領事等)が、
毎日自宅
(注:大使は大使公邸、公使は公使公邸、総領事は総領事公邸、
多くの場合、これらの公邸と事務所は同一敷地内)
で相当な時間数を勉強・研究などをされておられるのを
身近に見ていたので、
筆者自身も「尊敬される外交官」になるため、
毎日相当な時間数の勉強・研究に励みました。
勉強時間数・中身は、
外交官時代のほうが大学生時代よりも
はるかに充実していたと思います。
本格言の英文表記は、冒頭の通りです。

【プロフィール】
1969年、外務省入省、
在サンクトペテルブルク総領事を経て、
駐モンゴル大使を最後に、2011年11月外務省を退職。
東大の非常勤講師、名大の参与・客員教授・特任教授を経て、
現在、名大の非常勤講師。
モンゴル国立大学より
名誉経済博士号および名誉外交学博士号を授与、
モンゴル国立教育大学ならびに同医科大学より名誉教授、
同科学技術大学より顧問教授などの称号を授与。
2012年より、ライセンスアカデミーの学術顧問。
2020年、外交功労賞として瑞宝中綬章を受章。