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「私の好きな言葉・座右の銘(その12)」 筆者・城所卓雄

塵も積もれば山となる
(仏教書:譬如積微塵成山難可得移動)

どんなに小さいことも積み重ねていけば、
必ずその成果は実現するという意味であると認識しています。
特に、学習・勉強の分野に目を転じると、
毎日毎日小さな努力を積み重ねていけば、
必ずその成果は実現するという意味で、
大変勇気づけられる諺でした。

筆者が、小学生になる以前から小学生や中学年の頃までは、
日常生活上のゴミは、大変少なかったです。
その理由は、その当時、
醤油、お酒、お酢、牛乳などの買い物をする際には、
必ず、ガラス瓶を持参し、
そのお店で1合とか2合とか3合とかを注文し、
それに見合った量を、そのガラス瓶に入れてくれました。
パンや卵や野菜などを購入する際には、
自分で袋やお弁当箱を持参していましたので、
その当時は、ゴミといっても、
各家庭から出たゴミの量は、とても小量でした。
ですから、ゴミの山ができるまでには
かなりの日・月数が必要だった訳です。

それが、現在では、
ガラス瓶を利用するケースは、大幅に減少し、
そのほとんどが、
プラスチック製の袋や箱に変化しましたので、
プラスチック関連のゴミの量は、
下手をしますと、1~2日で、
1袋が一杯となってしまいます。
その意味で、この諺は、
現代社会では似合わなくなってきていると思います。
特に、1~2日の小さな努力だけでは積み重ねになりませんので、
時代の変化が激しくなったと認識している次第です。

英文表現では、
「Many a little makes a mickle.」が一番近いと思います。

【プロフィール】
1969年、外務省入省、
在サンクトペテルブルク総領事を経て、
駐モンゴル大使を最後に、2011年11月外務省を退職。
東大の非常勤講師、名大の参与・客員教授・特任教授を経て、
現在、名大の非常勤講師。
モンゴル国立大学より
名誉経済博士号および名誉外交学博士号を授与、
モンゴル国立教育大学ならびに同医科大学より名誉教授、
同科学技術大学より顧問教授などの称号を授与。
2012年より、ライセンスアカデミーの学術顧問。
2020年、外交功労賞として瑞宝中綬章を受章。