「私の好きな言葉・座右の銘(その7)」 筆者・城所卓雄 更新日: 2020年12月15日
「精神一到何事か成らざらん」
(朱子語類:原文「精神一到何事不成」)
精神を集中してどんなことでも取り組めば、
成し遂げられないことはない。
これは、生徒・学生のみならず、
社会人にも当てはまる格言であると思います。
筆者が中学2年生のころのことでした。
NHKラジオの第2放送の番組で朝6時半頃から、
松本亨先生の英会話教室の番組がありました。
初めて聴いた時、松本先生より、
「Good morning everyone.
This is an English Conversation Program.」
と言われました。
恥ずかしながら、当初は、
この「Conversation」の部分が聴き取れなかったので、
集中して聴いていたら3回目の番組で、
ようやく聴き取れました。
その当時から、「何事も集中して対応すべきで、
(ながら)学習・勉強は絶対ダメである」
との認識を持ち始めました。
これは何も筆者の体験のみならず、
スポーツ・芸術・教育の分野、
さらには、実社会のどの分野でも同様で、
皆さん集中して対応すべきことと認識しています。
英文表記では、
「Where there is a will, there is a way.」
が一番近いと思います。
【プロフィール】
1969年、外務省入省、
在サンクトペテルブルク総領事を経て、
駐モンゴル大使を最後に、2011年11月外務省を退職。
東大の非常勤講師、名大の参与・客員教授・特任教授を経て、
現在、名大の非常勤講師。
モンゴル国立大学より
名誉経済博士号および名誉外交学博士号を授与、
モンゴル国立教育大学ならびに同医科大学より名誉教授、
同科学技術大学より顧問教授などの称号を授与。
2012年より、ライセンスアカデミーの学術顧問。
2020年、外交功労賞として瑞宝中綬章を受章。