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「私の好きな言葉・座右の銘(その3)」 筆者・城所卓雄

「苟に 日に新たに、日々に新たに、又日に新たなり」
(大学:(原文「日新、日々新、又日新」)

本格言は、高校生時代の漢文の授業で学びました。
これをきっかけに、高校生時代や大学生時代には、
毎日学習・勉強する中で、昨日より今日、今日よりは明日、
それぞれレベルの向上に努めるべきであることを悟り、
猛学習・勉強するようになりました。

特に、大学生時代には、
外務省に勤務中の方々による特別の講義があったため、
大変刺激を受け、
徐々に外務省に入省して仕事がしたいと思うようになりました。

合計43年間の外務省勤務を通じ得た教訓は、
東京での外務本省勤務時代や在外公館勤務時代にも、
素晴らしい上司に恵まれたことです。
同時に、特に在外公館勤務時代には、
信頼・尊敬される外交官とは、
勤務国・地の政治・経済・歴史・文化・言語はもちろん、
周辺国の事情にも通じていることが必要だということです。
正に本格言を毎日有効に活用していました。

本格言に一番近い英語表記は、
「Keep improving day by day.」
だと思います。

追伸:4月29日、恒例の春の叙勲者名が公表され、
外交功労賞として、「瑞宝中綬章」の受章の栄に浴しました。
これまでの外務省勤務、東京大学をはじめとする教育活動、
モンゴル関係の活動が評価されたようです。
身に余る光栄と感謝しています。

【プロフィール】
1969年、外務省入省、
在サンクトペテルブルク総領事を経て、
駐モンゴル大使を最後に、2011年11月外務省を退職。
東大の非常勤講師、名大の参与・客員教授・特任教授を経て、
現在、名大の非常勤講師。
モンゴル国立大学より
名誉経済博士号および名誉外交学博士号を授与、
モンゴル国立教育大学ならびに同医科大学より名誉教授、
同科学技術大学より顧問教授などの称号を授与。
2012年より、ライセンスアカデミーの学術顧問。
2020年、外交功労賞として瑞宝中綬章を受章。

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