「私の好きな言葉・座右の銘(その2)」 筆者・城所卓雄 更新日: 2020年12月8日
1.「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
(上杉鷹山)
本諺は、筆者が神奈川県立のA高等学校に入学した当時、
K校長先生から聞きました。
毎週あった朝礼の中で紹介され、
「これは仕事のみならず勉強・学習にも
適用することが可能な内容です。
生徒の皆さんは、きちっと自分の学習目標を作成し、
日々努力を積み重ねることにより、
その成果を実現すべきです。
成果が実現しないのは、日々の努力を積み重ねないからです」
と説明されました。
その具体的な事例を紹介します。
高校生時代に特に英語の勉強に力を注ぎましたが、
その中で、英単語の勉強がありました。
高校入学が決まり、某社発行の月刊誌であった
「高校1年生4月号」の付録に、
「必要な英単語帳」(注:正式な名称は忘れました)がありましたので、
片道約50分の通学時間を有効に活用し、
暗記し始めました。
上述のK校長先生が紹介された格言に後押しされ、
英単語の勉強・暗記にも力が入り、
高校2年生の6月頃には、
約5000単語を覚え、すでに3年生のレベルを越えていました。
高校3年生に成りたての頃には、
約7000語を覚えていました。
特に大事な勉強法は、通学時間帯に覚えた英単語は、
自宅に戻って45分ほど、
復習がてら1英単語を必ず10回手書き練習をすることで、
スペルのミスを完全に防ぐことができました。
大切なのは、
「ながら勉強ではなく、一心不乱に集中して取り組むことと同時に、
精神的にも肉体的にも健康な生活を送る中で、
学習・勉強すること」
です。
本格言に一番近い英語表記は、
“Where there is a will、
there is a way.“
だと思います。
【プロフィール】
1969年、外務省入省、
在サンクトペテルブルク総領事を経て、
駐モンゴル大使を最後に、2011年11月外務省を退職。
東大の非常勤講師、名大の参与・客員教授・特任教授を経て、
現在、名大の非常勤講師。
モンゴル国立大学より
名誉経済博士号および名誉外交学博士号を授与、
モンゴル国立教育大学ならびに同医科大学より名誉教授、
同科学技術大学より顧問教授などの称号を授与。
2012年より、ライセンスアカデミーの学術顧問。