「こんな面接官はイヤ」学生の志望度・企業イメージダウンにつながるWEB面接とは 更新日: 2020年11月18日
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株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、2021年新卒採用選考に参加した全国の大学4年生、修士2年生1,407名に対し、「大学生の就職活動調査2020」を実施。学生の「WEB面接に対する心象」や「WEB面接特有の事象と志望度・企業イメージへの影響」など、調査結果から見える実態について公表した。
調査によると、本選考で面接経験のある学生のうち、約81%がWEB面接を経験。最終面接においても「WEB面接経験あり」と回答する学生が60%以上いた。面接形式(WEB・対面)は志望度に影響しないと答えた学生が半数以上であった一方で、WEB面接中の出来事が企業の志望度に影響していることがわかった。
WEB面接で最も志望度・企業イメージにネガティブな影響を与えているのが、「面接官の反応が薄く、話の内容や熱意がきちんと伝わっているか不安になった」という事象だ。また『面接官が遅れてログインしてきたのに、謝罪がなかった』『通信の不具合が生じた時に、こちらの環境のせいのような言い方をされた』『目線や沈黙などの間合いがとれないと、不安になる』などのコメントが寄せられた。
企業側はWEB面接中に生じる通信不具合への対応や、「自分の話がちゃんと伝わっているのだろうか」といった学生が抱く不安への配慮がしきれず、志望度や企業イメージを下げてしまった可能性がある。
一方、志望度が上がった出来事として、『WEBということに配慮して相槌をしっかりしてくれた。大きめにリアクションをしてくれて安心して話すことができた』『接続エラーになって、戸惑った時に落ち着いてください、大丈夫だからと優しく声をかけてくださった』『面接官の家族の声が聞こえた時に、在宅勤務かつ家族との時間がとりやすいことが分かり、志望度が上がった』などの声も集まっている。
面接官の親身なコミュニケーションの姿勢や迅速で安心感のあるトラブルシューティング、働く環境の様子などに学生たちは好感を持ったようだ。
このほか、学生は自分が働くイメージを具体化するための情報を欲する傾向がある。特に就職活動のオンライン化が進む中では、企業は採用活動全体を通して、働くイメージを具体化するための機会や情報提供を意識的に行うことが求められているといえる。
参考:【株式会社リクルートマネジメントソリューションズ】大学生の就職活動調査2020
大学ジャーナルオンライン:https://univ-journal.jp/62092/