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わが子の体験から学ぶ

すっかり寒くなり、気付けば今年もあと1か月半余りです。
今年は特に月日の経つのが早かったように思います。
次男(高校3年生)は受験一色……。
総合型選抜でチャレンジしたものの、
残念な結果に終わりました。
周りは少しずつ「合格」が出ている中、
本人は全く焦る様子もなく、
黙々と準備をしています。
逆に母である私のほうがショックだったのかもしれません。

仕事で高校訪問をしていると、
いつの間にか我が子の受験の話になり、
私が高校の先生に相談し、
まるで「個人面談」になっていることが多々あります。
本来であれば、
私が先生方のお手伝いをしなければならないですが、
たくさん助けていただきました。
母としてのリアルな言葉に、
先生方も真剣に向き合ってくださいました。
お恥ずかしい話ですが、
「あのとき、もう少しこうしていれば……」
と思うことはたくさんあります。
高校訪問しながら、
実は私のほうが学ばせていただいているんだと実感をしました。
「少しの挫折」、
本人にとって不合格は、おそらく初めての挫折。
辛いかもしれませんが
良い経験になったことと思います。

先日、弊社が開催した会場説明会に次男が来ました。
「新宿は遠いし面倒だよ」
と言っていましたが、不合格の直後だったので、
一度自分自身を見直すために参加しました。
いくつかの大学の説明を聞いた後、
「どうだった?」
と聞くと答えは意外なものでした。
「もっと早い時期に、いろいろな話を聞きたかった」
(ここで私は泣きそうになりました……)
取り戻すことのできない高校1年、2年。
今になって気付く後悔と現実。
部活に一生懸命、
定期テストに一生懸命だった次男。
16、17歳で将来の方向性を見つけるには、
今までの知識だけではとても狭く、浅いものです。

次男のように、
「もっと早く、いろいろな話を聞きたかった」
というような後悔の言葉はもう聞きたくありません。
いま、私たちライセンスアカデミーには何ができるのか?
先生方のお手伝いは勿論のこと、
何より「生徒のために」、
夢探しのお手伝いをさせていただきたいと心より願っています。

【著者プロフィール】
三児の母。1999年ライセンスアカデミーを退職。当時は千葉県を担当。
第三子が中学校入学と同時に、2018年復職。現在は東京23区担当。
学生時代は女子サッカー部所属。
全日本学生選手権(大学インカレ)への出場経験あり。

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