※編注:本コラムは5月下旬に執筆いただきました。
今年度の教育実習が始まった。昨年度までとの違いは、
採用試験が早まったせいか? または、学校方針なのか?
教育実習のスタートが1週間、または2週間、早まっている感がする。
さて、本学部は、教育実習先が、どんなに遠くても、
本学教員が学生の教育実習の集大成となる研究授業を観察して反省会をする。
また、学校長、副校長、教育実習担当教諭、指導教官等に、
教育実習生、受け入れのお礼のご挨拶をする。
今回は、反省会とご挨拶における出来事を紹介する。
AとB高校は、教育実習生が多く、研究授業を1日にまとめ、
1時間目から6時間目に実施することになった。
当然、学校長は、1時間目から6時間目まで研究授業を観察する。
A高校のX学生は、「観察授業の反省会が放課後になります。
また、校長先生へのご挨拶が難しいです」と、訪問する教員に報告した。
教員からは、「放課後まで待たなければならないか、
待ってもいいが、帰りが最終便となる」との相談を受けた。
一方、B高校のY学生は、
「研究授業は5時間目、指導教官が6時間目に授業があります。
反省会は、放課後になる予定です。
(訪問する教員を放課後まで待たせることはできないと判断したのか)
反省会は、東京に戻ってからでよろしいでしょうか。また、校長先生へのご挨拶は、
指導教官と相談し、校長先生のスケジュールを確認し、15分程確保しました」
とのメールが届いた。
X学生とは、メールと電話で、当日の流れを確認した。
時間をかけて、今後の対応策を協議した。
Y学生は、返信のメールが2行で済んだ。
「人から吸収する能力」、授業で学んだ「危機管理」の違いである。
学校が欲しい教員は言うまでもない。
【プロフィール】
日本大学商学部准教授
1985年より東京都立高校に勤務
北地区チャレンジスクール(現・桐ヶ丘高等学校)開設準備室 教諭、
北地区総合学科高等学校(現・王子総合高等学校)開設準備室 主幹教諭、
晴海総合高等学校 校長 等を経て、2023年より現職
