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- ChatGPTとは?メリット・デメリット、大学での活用方法を解説!
高校生におすすめの活用方法を
紹介します。
AIが自動で文章を作成してくれる「ChatGPT(チャットジーピーティー)」。普段の話し言葉でAIと会話できる革新的なサービスは、2022年にアメリカのOpenAI社よりリリースされ、瞬く間に世界中で注目を集めました。学生さんの中にもChatGPTを知っている人や、すでに使ったことがある人もいるでしょう。
将来の進路を考えるにあたって、「大学ではChatGPTをどうやって使っているのだろう?」と気になっている人もいるかもしれません。本記事ではChatGPTに興味を持っている学生さんに向けて、ChatGPTの基本情報やメリット・デメリット、今後の動向を解説します。
高校生におすすすめな使い方、教育業界・大学における
ChatGPTの活用方法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ChatGPTとは、ユーザーが入力した文章に対して、AIがまるで人間のような自然な文章で回答してくれる生成AIツールです。正式名称はChatGenerative Pre-trained Transformer(文章生成モデル)で、アメリカのOpenAI社が開発・提供しています。
ChatGPTが対応している機能は自然なテキスト生成だけでなく、翻訳、要約、アイデアの提案、プログラミングコードの作成など多岐にわたります。2023年に公開された「ChatGPT-4.0」では、より高精度なテキスト生成が可能なだけではなく、画像・音楽・動画の生成も可能です。従来のチャットボットとは異なり、大量のデータを学習していることで、話の流れや文脈、質問の意図を汲み取った上で受け答えしてくれるのが大きな特徴です。その精度の高さから、ビジネスシーンだけでなく、大学や高校などでも注目を集めています。
例えば学校では下記のような場面でChatGPTが利用されています。
例えば!
学校では次のような場面で
ChatGPTが役立っています。
- 言語学習
- プログラミング学習
- レポートの
作成 - 論文の要約
- 教材作成支援
このように学校の授業に導入されたり、校務のサポートに使われたりと教育業界でのChatGPT活用シーンは様々です。国内外の企業ではChatGPTを活用した教育サービスの開発も進められています。
ビジネスや教育など、様々な場面で使われるようになったChatGPTには、作業の効率化などのメリットがある一方で、情報の正しさや安全性に不安なところもあります。ChatGPTのメリットとデメリットを、以下の表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
・調べものや作業を効率化できる ・幅広い観点からの情報を得られる ・自分用にカスタマイズできる ・話し相手になる |
・情報が間違っていることもある ・最新の情報や専門性の高い情報には対応できない ・感情の理解や表現は難しい ・情報が溢れるリスクがある |
上手に活用していくには、
メリットとデメリット両方を
理解しておくことが大切です
メリット
1
調べものや作業を効率化できる
ChatGPTを利用することで、調べものや作業の効率化を図ることができます。例えば、googleの検索機能で調べものをする場合、複数のサイトを巡り、自分なりに取捨選択しながら必要な情報を集めなければいけません。しかし、ChatGPTを使えば、知りたいことについて質問するだけで、膨大なデータからピンポイントの情報だけを提供してもらえるため、情報収集がスムーズになります。また、ChatGPTにはメールやマニュアルの文章を作成してもらうこともできるので、作業時間の削減に繋がるでしょう。
2
幅広い観点からの情報を得られる
ChatGPTを使うことで、幅広い観点からの情報を得ることができます。ChatGPTは膨大なデータを学習しているため、多種多様な分野の知識を保有しています。そのため自分一人で調べたり考えたりするよりも、広い視野を持って情報収集ができるのです。ChatGPTの意見を取り入れながら情報を集めることで、これまで思いつかなかった課題解決法が見つかったり、独創的なアイデアが生まれたりすることもあるでしょう。
3
自分用にカスタマイズできる
2023年に提供されたChatGPTの新機能「GPTs」を使えば、一人ひとりがChatGPTをカスタマイズできます。(2024年6月時点では有料版ユーザーのみ作成可能)例えば、「英語を学習中です。教師として英語を教えてほしいです。英語で入力した際は文法やスペルミスのチェックをしてください」というように役割や目的、どんな回答をしてほしいかなどを登録するだけで自分用のチャットボットの作成が可能。言語学習やプログラミング学習ツールとしてより便利に使えるほか、企業の問い合わせ対応などにも活用できます。
4
話し相手になる
ChatGPTは人間同士のような自然なコミュニケーションを模倣することができるため、時には話し相手や相談相手にもなります。例えば友達にLINEする感覚で、愚痴を言ってストレスを解消したり、悩みを相談してアドバイスをもらったりすることもできます。相手の都合を気にすることなく気軽に話せるので、不安や悩みなどの感情を言語化してスッキリすることができるでしょう。
デメリット
1
情報が間違っていることもある
ChatGPTには、提供された情報が必ず正しいとは限らないというデメリットがあります。ChatGPTはインターネット上にある情報を元に適切なものをピックアップして回答しています。その際、情報が正しいかどうかの判断まではできないため、誤った情報を提示してしまうケースもあります。ChatGPTを利用する際は、情報の正確性や出典元の確認が必須です。
2
最新の情報には対応できない
ChatGPTは最新の情報には対応できません。例えば2024年6月3日現在「昨日のニュースを教えてください」と入力しても「申し訳ありませんが、私の情報は2023年10月までのものに限られており、最新のニュースにはアクセスできません」と回答が返ってきます。ChatGPTの学習データは日々アップデートされていきますが、基本的には期限があります。また、インターネットに直接接続して新しい情報を取得する機能も備えていないため、最新のニュースや最近の出来事については対応できないことがあります。
3
感情の理解や表現は難しい
ChatGPTはユーザーの感情を理解した適切な感情を反映した表現を生成することが苦手です。気持ちに寄り添ったり共感したりといった感情的なやり取りを行うには、複雑な文脈の把握が不可欠。しかしChatGPTはそういった人間同士の微妙なニュアンスを完全に理解することが困難です。ChatGPTに話しても「気持ちを汲んでくれない」「突き放された」というように感じることもあるかもしれません。
4
情報が洩れるリスクがある
ChatGPTは会話内容を全て記憶し、学習しています。そのためChatGPTに個人情報や機密情報を話してしまうと、他のユーザーの回答に利用されてしまうリスクがあります。ChatGPTを利用する際は情報漏洩のリスクがあることを知り、情報管理をきちんと行う必要があります。
ChatGPTは、学習や進路選択の場面などで役に立ちます。
以下に、その具体的な活用方法を説明します。
ChatGPTは、大学教育や研究において、革新的なツールとして注目を集めています。以下では、具体的な活用方法と、効果的に使うためのプロンプト例を紹介します。
ChatGPTは公開から2か月でユーザー数が1億人に達し、 急速に浸透しています。特に世界的に見ても日本人の関心は 高く、ChatGPTを提供するOpenai.comへの国別トラフ ィックシェア(2022年11月〜2023年4月)を見ると、 アメリカ、インドに次いで、日本は3番目と上位にランクイ ン。前述したようにChatGPTはこれまでのビジネスや教育 のあり方を変える存在として注目を集め、企業や学校などで 活用が進められています。今後もChatGPTはますます高度 なものとなり、学校や生活、仕事など様々なシーンに浸透し ていくでしょう。
一方ChatGPTは革新的なサービスであると同時に、文脈理
解の不十分さやリアルタイム性の欠如などの問題点もありま
す。今後は、より自然な会話が行えるように文脈の把握が進
んだり、リアルタイム情報を活用できるようにしたり、と改
善が図られていくでしょう。またChatGPTが社会で大きな
影響力を持つようになることで、公平性を保つため意図しな
い偏見を排除したり、プライバシーを尊重できるガイドライ
ンの策定をしたりと、倫理や法律面での対応も必要となると
考えられます。
参照ページ https://www.nri.com/jp/knowledge/report/lst/2023/cc/0526_1
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ChatGPTは、AIと自然なやり取りができる文章生成ツールです。業務の効率化や情報収集の手軽さといったメリットがある一方、情報の正確性やセキュリティ面でのデメリットなども存在しています。現在、教育業界ではChatGPTを使ったシステムの導入や授業での活用が進められています。ChatGPTについて知っておくことは、今後の進路を選ぶ際や将来の仕事について考える時にも、きっと役立つことでしょう。
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