恋・友だち・勉強・進路。
ちょっと先を行く先輩たちの「高校生のころのクリスマス」を聞いてみました。
恋・友だち・勉強・進路。
ちょっと先を行く先輩たちの「高校生のころのクリスマス」を聞いてみました。
街はイルミネーション、SNSには楽しそうな写真。
でもその一方で、
「特に予定ないな」
「この過ごし方、地味すぎ?」
そんな気持ちになる高校生も少なくありません。
今回は、今は大学生・専門学生・社会人として進路を歩んでいる先輩たちに、高校生だった頃のリアルなクリスマスを語ってもらいました。
先輩① 部活がすべて。クリスマスもいつも通り(運動部・男子)

12月25日も、朝から部活。
正直、クリスマスって感覚はなかったです。
外はイルミネーションなのに、体育館はいつも通りで(笑)
その日は大会前。ケーキもプレゼントもなく、練習が終わったあとは、部活の仲間とコンビニに寄って少し甘いものを買っただけ。
でも今思うと、「あの頃は本気で何かに打ち込んでたんだな」って。
あの時間があったから、今の自分がある気がします。
POINT:「楽しんでない気がする」瞬間も、あとから大事な思い出になることが多い。
先輩② 友だちと集まるのが一番楽しかった(女子)

彼氏はいなかったけど、友だちと過ごすクリスマスが一番楽しかったです。
学校が終わったあと、誰かの家に集まって、スーパーで買ったケーキとチキンを並べて、プレゼント交換。気づいたら夜までずっとおしゃべり。
恋の話も、進路の話も、将来の不安も、なんでも話してました。
あの時間があったから、高校生活が好きになれた気がします。
POINT:友だちと過ごす時間は、高校生のうちしか味わえない「特別な青春」。
先輩③ 受験が気になって、それどころじゃなかった(受験生・男子)

クリスマスっていうより、「もう年末か…」って気持ちでした。
周りが楽しそうな中、参考書を開く毎日。少し焦りもあって、「自分、これでいいのかな」と思うこともあったそう。
でもあの時、ちゃんと自分の進路と向き合えたのは大きかったです。
今の学校に進めたのは、あの冬があったから。
POINT:受験生のクリスマスは、未来の自分をつくる「静かな準備期間」になることも。
先輩④ ひとりで過ごしたけど、今は後悔していない(専門学生・女子)

特に予定もなくて、家で動画見て、スマホ見て、気づいたら終わってました(笑)
当時は「もっと何かした方がよかったかな」「友だちに誘われてない自分って…」と不安になることも。
でも今振り返ると、無理して誰かと過ごさなくてよかったなって思います。
あの頃から、自分のペースを大事にできるようになりました。
POINT:静かな時間も、ちゃんと意味がある。自分らしい選択をすることが、一歩前進。
先輩たちが共通して伝えたいこと
取材を通して、多くの先輩が話してくれたのは、こんな言葉でした。
どんな過ごし方でも、その時の自分が一生懸命だったなら、それでいい。
恋人がいても、いなくても。にぎやかでも、ひとりでも。
高校生のクリスマスに「正解」はありません。
今年のクリスマス、少しだけ自分のことを考えてみよう
- 今、自分は何を大事にしたい?
- 来年の自分は、どんな場所に立っていたい?
その問いに向き合う時間も、立派な“高校生のクリスマス”です。
