YouTuberになるには?YouTuberの仕事について徹底解説!

小学生が選ぶ「将来なりたい職業」では常に上位となっているYouTuber。
Youtuberを目指したいと思う人も多くいます。

ここではYouTuberになるために持っていた方がいい資格や具体的な仕事内容などを徹底解説しています。
将来就きたい仕事について考えている学生の皆さんには必見の内容となっています。

実際にYouTuberを目指す方へ向けて、通った方がいい大学・学部についてもまとめましたので参考にしてみてください。

YouTuberになるには

YouTuberになるためには、特別必要な資格やスキルはあるのでしょうか。
結論を言えば、資格がなくてもYouTuberを名乗ることができます。しかし、今後長く発信していきたいと考えているのであれば取っておいた方がいい資格はいくつかあります。

動画を撮影してYouTubeにアップしたら、YouTuberを名乗れる

上述の通り、YouTuberは資格がなくても名乗ることは可能です。自身のチャンネルを開設し、作成したコンテンツをYouTubeにアップしてしまえば今日からあなたはYouTuberです。
自分が発信したいコンセプトが固まったら、まずは動画をアップしていくところから始めていきましょう。

必須資格はないが、専門的な動画を作れるという点で得意分野の資格を取る方法もある

専門的な資格は必要ありませんが、今持っている資格がYouTubeで活かせる方法は多くあります。
例えば自身が日商簿記2級取得者だった場合、これから日商簿記2級を受けたい人にとって「自分はこんなことを注意して試験に臨んだ」などの発信をすることで視聴者の役に立つからです。
他にも調理師免許を持っていれば料理動画をアップすることで料理に興味のある層から人気になるコンテンツ発信や信頼性のある情報発信者となります。保育士資格を持っているなら子供向けのコンテンツの発信や、将来保育士を目指す人に向けた情報の発信、などといったことができるからです。
仮に資格を保有していなくても、自分が過去に経験してきたものは誰かの役に立つこともあります。

YouTubeとして収入を得るためには、最新トレンドを探りながら技術を磨く

YouTuberではトレンドを早く入手して配信していく必要があります。今話題となっているアニメやニュースを題材として自分の考えを述べたりしながら技術を磨いていく方法です。
トレンドを取り入れることができれば話題性から検索ワードで動画を見てくれる場面も多く、より多くの人にコンテンツを配信することができるでしょう。

思いついたものを最後までやりきる実行力が必要

自分が「やりたいこと」「面白いと思ったこと」を最後までやり抜く実行力は必要です。
最初は誰からにも見られなかったり、何本も動画を投稿してもチャンネル登録者数が伸び悩んだりすることもあるでしょう。ただ、続けていればいつか一本の動画がヒットするきっかけとなり、チャンネル登録者数が増えることがあります。
YouTuberとして活動を開始した頃に誰にも見られなく挫折してしまう人も多い中で、少しずつでも継続して進められる、最後までやりきれる実行力が必要となります。

YouTuberになるためにはスキルや資格は必要ありませんが、得意なことがあるとYouTuberとして差別化を図れるので、以下のページから大学や専門学校を探してみましょう。

映画・映像が学べる大学・短期大学(短大)一覧

映画・映像が学べる専門学校一覧

YouTuberの仕事内容

YouTuberは動画配信というイメージがありますが、実はそれ以外にもやることはたくさんあります。
ここではYouTuberが行う仕事内容を解説していきます。

アイディア出し

多くの人に「このコンテンツ面白い」「自分のタメになる」と感じてもらうには、視聴者を魅了するネタを考えていかなければなりません。
このアイディア出しは何本も動画を出してくるとネタがなくなってしまうこともあるので、YouTuberはインプットを欠かさずに継続していくのがコツです。

トレンドチェック

今話題となっているトレンドをチェックすることもYouTuberの立派な仕事内容です。
トレンドになっているということはそれだけ検索する人が多いということですから、そのトレンドの波にうまく乗れればチャンネル登録者数アップに繋がります。企画がマンネリ化にならないよう、常に流行りのものは確認しておく必要があります。

動画撮影

仕事内容のメインとなる部分がこの動画撮影です。
明るさや色合い、視聴者にとって聞きやすい音量なのか、言葉遣いなどをチェックしながら進めていく必要があります。
視聴者にとって見やすい、聞きやすいコンテンツにしていくのもYouTuberの仕事です。

編集

動画撮影を終えたら編集作業に入ります。この編集作業の手の込み具合でコンテンツの表現が変わるので、とても重要な部分です。
不要な部分はカット編集を、しゃべっている言葉に字幕を付けるなど工夫をすることで視聴者に見やすさを提供します。
見やすい(聞きやすい)コンテンツは視聴者に愛されるため、一つの効果音なども慎重に合わせていく必要があります。

宣伝

どんなに手の込んだコンテンツを配信しても、視聴者に見てもらえなければ意味がありません。
そのためにも自分の配信しているものを宣伝する必要があります。
例えば「SNSで発信する」「他のYouTuberとコラボする」などといったことがあげられます。一人でも多くの視聴者を獲得するためにも、この宣伝は必ず行います。

YouTuberの一日の流れ

YouTuberの仕事を本業にしている人もいれば、副業にしている人もいます。
仕事は基本的にいつおこなっても問題ないため「自分は朝のほうが働ける」と考える人は朝に作業、「夜のほうが働ける」と考える人は夜に作業することが多い傾向にあります。
どちらを選んでも問題ないので、自分の進めやすいやり方を見つけていきましょう。

まずは本業にしている人の大まかなスケジュールを紹介します。(夜作業する人を例にしています)

  • 10時 起床 夜作業することが多いため、朝はゆっくり起床。コメントチェックなどを行う。その後朝食。
  • 11時 動画撮影 動画スペースにて新たな動画を撮影。
  • 14時 昼休憩 外食することもあり。次の企画のネタを考えることもある。
  • 16時 買い出し 次の動画撮影に利用するものがあれば購入。
  • 19時 夕食 夕食を取りながらYouTuber仲間と情報交換することもある。
  • 21時 動画編集 午前中に撮影した動画の編集を行う。文字やBGMを入れる。
  • 27時 就寝 編集が終わり次第、投稿して終了。

次に副業でYouTuberをしている人のスケジュールを紹介します。
副業では本業に差し支えない範囲で進めていかなければならないため、高い集中力を必要とします。

  • 6時 起床 朝起床したら運用しているSNSを確認(宣伝も兼ねてSNS投稿)
  • 8時 出勤 通勤途中、動画のネタを考える。
  • 9時 仕事開始 本業の仕事を開始。
  • 18時 退勤 残業をしないように仕事を切り上げる。
  • 19時 夕食 帰宅後は夕食を取りながらパソコンを立ち上げて編集。
  • 20時 撮影 通勤中に考えた企画をここで撮影。
  • 21時 編集 撮影後はすぐに編集。明日の業務に支障が出ないよう、できるところまでにする。
  • 24時 就寝 本業に響かないよう、早めに寝るようにする。

YouTuberの就職先や活躍の場

「YouTuberとして仕事にしていきたい」と考えたとき、就職先や活動の場はどのようなものがあるのでしょうか。

YouTuberは基本的に個人で活動する

YouTuberは基本的に「職場」はなく、多くの人が自宅やコワーキングスペース、レンタルスタジオなどで撮影及び編集を行っています。
もちろん企画によっては外出を要するものがありますが、撮影後は自宅に戻って編集することが多いです。
そのため、YouTuberは基本的に個人で活動するものとし、一般的な「職場に行って仕事を行う」社会人とは生活スタイルが異なります。

YouTuber事務所に所属することも可能である

中にはYouTuber事務所に所属するYouTuberもいます。事務所はイベントを主催する、テレビ出演の対応をするなどといった裏方の役割を担います。YouTuberとして人気になってくるとすべての業務を一人でこなすのは難しいため、事務所に所属するYouTuberも多くいます。

本業で培った動画編集スキルなどを活かしている人も(副業YouTuberの場合)

本業で得られた知識をYouTubeで活かす人も多くいます。
例えばプレゼンで使用する動画をよく作っている人は、YouTuberとしても十分スキルを活かすことができます。
他にも企画を練る時点で今まで培ってきたスキルや経験を動画にして配信することができるので、副業としても人気の職業となっています。

人気が出たら、ネット以外の場所でも活動できる

YouTuberとして人気を集めることができたら、YouTube以外の場でも活躍することができます。
例えばテレビ出演です。元々はYouTuberとして活躍していた人がテレビに出演していたのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
YouTubeは集客の手段にもなるので、知名度を集めることができれば活躍する場は格段に増えます。

YouTuberの将来性について

YouTuberとして活動していくことを目標にする中で、将来性はどうなのでしょうか。
あらゆる観点からYouTuberの将来性を確認していきます。

すぐに無くならないが、先行きは不透明

YouTuberとしての性質上、どうしても不安定な部分は切り離せません。今後プラットフォームであるYouTubeの人気がなくならないとも言い切れませんし、サービス提供が必ず続くとも言い切れません。そういった意味で行先は不透明であるといえます。

YouTubeの動向に振り回される可能性がある

YouTubeのコンテンツは主にYouTubeのアルゴリズムによって急上昇ページや検索画面での上位表示が決まっていきます。
このアルゴリズムには細かいシステムや条件が組まれており(関連性、動画の質、専門性、動画のクリック率など)、アルゴリズムに適応していなければ視聴者の目に留まらない可能性があります。「以前はこの検索ワードで自分の動画がトップ表示されていたのに、今は出てこない」となると、同時に視聴者は減っていってしまいます。視聴者にとって役立つ内容やわかりやすい動画を作成しつつ、アルゴリズムに沿った設定や投稿頻度、内容を保つ必要があります。

アマチュアメインからプロメインの媒体へと変わりつつある

芸能人がYouTuberに参入するようになってくると、どうしても視聴者は芸能人の方へ興味を持ってしまう可能性があります。視聴者も限られた時間をYouTubeの視聴時間に当てているため、興味のあるチャンネルに時間を使ってしまうことも影響します。
芸能人は、テレビなどの他の媒体で得られた人気な集客数のままYouTuberとして活動できるため、チャンネル登録者数も早めに増加するでしょう。
そのため、アマチュアで作成したコンテンツは人気が下がってしまう傾向にあるのです。

一方で、YouTube自体の価値は増加傾向にある

ただ、今ではYouTubeは誰もが知る動画配信サイトであることから、全体的な利用者の母数で言えばYouTubeの価値は増加傾向にあります。
そのため、新たにYouTuberとして活動していきたい人も諦める必要はなく、自分の価値を見出しながら配信を続けることでチャンネル登録者数も増えていくといえるでしょう。

YouTuberの給料、年収相場

YouTuberは主に広告費で収入を得るので、再生回数に応じて、年収が0円の人もいれば1億円以上稼いでいる人まで幅広く存在します。
最近では新規参入者が増えてきていることが視聴回数に影響し、収入を増やすのが難しいと言われています。しかし、面白いコンテンツを作ることができれば年収に上限はないため、夢がある仕事であることから人気を集めています。

主に、

  • ゲーム実況 数万円~5,000万円以上
  • KIDS系(子供がメインで出演する動画) 数万円~7,000万円
  • ガジェットなど紹介 数万円~4,000万円以上
  • ネタ動画 数万円~4,000万円以上

といわれています。

YouTuberに向いている人

「YouTuberを始めたいけど、自分はYouTuberとして続けられるか不安」と考える人に向けて、どんな人がYouTuberに向いているか特徴をあげていきます。
もちろんこの特徴が全てではなく、今特徴に当てはまっていなくても動画の更新を続けていくことで収入を得られる可能性があるので大丈夫です。

表現することが好き

動画は自分自身、あるいは自分がつくったものを表現していく場になります。
自分を表現していくことが苦に感じない人はYouTuberに向いているといえるでしょう。

楽しいことやエンタメが好き

どんなことも「ネタ」に変換して考えることができ、根本的に人を楽しませることが好きな人はYouTuberに向いています。
人を楽しませることが好きな人は自分も楽しんで撮影することができるので仕事自体を苦に感じない傾向にあります。
「仕事というより楽しいことをしていたら撮影が終わっていた」と思えるようになれば、長くYouTuberとして活動していけるでしょう。

地味な作業も楽しんでできる

意外に思われるかもしれませんが、YouTuberはとても地味な作業の繰り返しになります。
配信だけ見ていると華やかなイメージがあるかもしれませんが、実際は逆で「一つの効果音決定に数時間かける」「カットの決定に一日単位かける」というYouTuberも存在します。
どれだけ「編集作業で視聴者を楽しませることができるのか」を考え、地味な作業でも向き合って作業できる人はYouTuberに向いているといえるでしょう。

YouTuberを目指す学校の選び方

YouTuberになるためには、自分が表現したいものを選んで基礎知識を学んでいく必要があります。
また、撮影技術から動画編集までのやり方といった作業面での専攻がある学校を選ぶことで、無理なく編集作業のスキルを身につけることができます。

例えば、

  • ダンスや歌など自分が表現したい分野に重点的に力を入れている学校
  • Webデザインを専攻できる学校
  • 動画編集スキルを学べる学校

などがあります。

YouTuberになるためには特別なスキルは必要ありませんが、自分が得意とすることをさらに深めて身につけることで道が開けることがあります。
進路ナビでは、大学や専門学校を紹介しているので、以下のページからYouTuber活動にも活かせるスキルが身につく大学や専門学校を探してみましょう。

YouTuberを目指せる大学・短大一覧

YouTuberを目指せる専門学校一覧


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