教養学のイメージ教養学

複数分野の学びから幅広い視野と知識を身につける

特定の学問の枠にとらわれず、いろいろな分野を並行して学んでいく。複数の分野にまたがって学ぶことで、幅広い視野と知識、いわゆる教養を身につけることを目的とする。 教養学科、総合教養学科、リベラルアーツ学科などといった学科で学ぶことができる。 学びの範囲は、史学・地理学・文化学などの「人文科学」、法学・政治学・経済学などの「社会科学」、また大学によっては、物理学・化学などの「自然科学」や「芸術」関連の分野も学びの対象となる。 一般的には、はじめに複数の分野にまたがる幅広い領域を学んだ後に、自らが興味のある専門分野についてさらに深く学んでいくケースが多い。 学ぶ範囲が広いということで、同じ教養学系の学科でも、大学・短大によって用意されている講義は大きく異なる。 科目の選択に関して比較的自由度が高い分野といえるが、単に「教養」を学ぶだけでなく、そこから新しい視点や自分なりの視点を見つけることも求められる。そのためにも、目的や方向性を持ってコースや講義を選択することが大切。

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国際関係学のイメージ国際関係学

国家・地域の歴史や文化、関係性への理解を深める

国家間または特定の地域における歴史・思想・宗教などについて学んだり、政治・経済・社会についての考察を深める。国際問題解決の糸口などについて考えたり、環境問題、エネルギー問題や平和など世界的テーマについての研究をすることもある。 国際関係を構成する要素は、それぞれの国・地域の歴史的背景・文化的背景・風土などが複雑に絡み合っており、それらの一つひとつについて知ることからスタートし、国際関係や現代の諸問題への理解を深めていく。 また、国際的な問題が研究テーマとなるため、語学習得に力を入れている学部・学科も多い。 語学習得に力を入れている学校では、外国語関連科目の授業を充実させているケースも多くある。 また、現地調査を目的とした海外研修や留学制度を備えているところもある。 国際関係学を学べるのは、国際学部、国際関係学部など、「国際」と名のつく学部が多い。 また、文学部、法学部、経済学部、人文学部などの学部で学べることもあり、その場合はそれぞれ、文化、国際法、国際経済、国際コミュニケーションといった視点を中心に学ぶ。

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人間科学のイメージ人間科学

人間を多面的な角度から総合的に研究

人間に関わるあらゆる事柄がテーマとなり、さまざまな学問を駆使して総合的に研究する学問。 人間そのものや、人間が作り出す社会や文化についての把握を目指し、集団における人、個としての人など、あらゆる側面から人間をテーマとして探求する。 哲学、心理学、教育学、文化学、地理学、史学、社会学などはもとより、テーマに応じて文系・理系問わず必要な知識を学んでいく。 人間科学は、人間科学部、あるいは人文学部・文学部の人間科学科・人間学科などで学べる。 心理学、教育学、社会学などを中心にアプローチしていく学科、また各分野を総合的に学んでいく学科、さらには健康・スポーツなどといった分野から研究を行っていく学科などもある。 学ぶ領域が幅広いので、各学校によって、学部・学科の名称もカリキュラムの内容も多様。特に学ぶ内容についてはよく調べよう。

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総合科学のイメージ総合科学

文・理の枠組みを超えて社会の諸問題にアプローチ

現代社会に存在する様々な問題に対して、いろいろな学問分野から考えていくことを目標とする。 教養学と同じく、扱う範囲は幅広いが、最終的な研究対象は特定の分野であることも多い。 例えば環境問題を考えるにあたって、単に環境だけについて学ぶのではなく、生命、文化、社会などいろいろな分野から学ぶことで、その解決方法などを探っていくような学びの形態である。 講義内容は、大学・学科によって、かなり異なる。 社会学・経済学・地理学など文系分野のものから、数学・化学などの理系分野が中心のものまで多岐にわたるので、詳しくは各学校のカリキュラムを参照のこと。 総合科学は、環境情報学科、人間環境学科、総合情報学科など「環境」「情報」と名のつく学科で学べるケースが多い。 また、総合政策学科や人文学科といった学科で学べる場合もある。

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人間工学のイメージ人間工学

人々の安全、安心、快適、そして健康を支える

人間工学とは、人間が自然な動きや状態で使えるように、物や環境をデザインし、実際の製品や建築などに活かせるようにする学問。 工学系やデザイン系の大学や専門学校で学ぶことができる。

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