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「すっきりした。ありがとう」 お客様からのそのひと言がうれしい

山本 眞梨子   さん

 兵庫県立御影高等学校卒業後、ル・トーア東亜美容専門学校に入学。2011年に卒業後、大阪にある癒し空間サロン「ル・サロン本店」にて勤務。現役の美容師として活躍する一方、母校のル・トーア東亜美容専門学校で週1回程度、講師として授業を担当。後輩たちの指導に当たりながら、自らの技術向上にも余念がない。

 「キレイ」をつくるプロフェッショナル―。それが美容師。ヘアスタイリストとして3年目を迎える山本眞梨子さんは、お客様が満足する「キレイ」を生み出すために、日夜仕事に取り組んでいます。大都市・大阪で忙しい日々を送る山本さんにお話をうかがいました。

絶え間なく変化する業界のトレンド/大切なのはお客様のニーズをつかむこと

 美容業界のトレンドは絶えず変化しています。近年ではカット以外にも美容に関する総合的なサービスを提供する「トータルビューティ」が浸透しています。
 私が働くサロンでは、老若男女を問わず地域のたくさんのお客様にご来店いただいています。最近は、リラクゼーションを求めてお越しくださる方が多く、心身ともにリラックスいただけるよう、ヘッドスパやボディケアなども取り入れています。美容師という仕事は、時代と共に必要な技術や知識が変化していきます。私自身、ヘッドスパの技術は就職してから学びました。専門学校を卒業してからも毎日が勉強の連続です。
 スタイリストとして日々気をつけているのは、お客様と楽しい雰囲気を作り出すことです。信頼していただくには、カットの技術だけではなく、会話でお客様を楽しませることも大切です。ありきたりですが、お客様から「ありがとう」と言われた瞬間が最もやりがいを感じます。お客様に信頼され、楽しい・幸せな気持ちになってもらえるように毎日頑張っています。

実践的な力を養えた専門学校時代/叱ってくれた先生方に感謝の日々

山本さん愛用のシザーケース

 美容師としてお客様の髪を初めてカットする時はとても緊張しましたが、その時に非常に役立ったのが専門学校時代の「サロン実習」での実践経験です。保護者などの方々がモデルとして学校に来てくださり、実践的なサロン実習を行うんです。普段の実習ではウィッグの頭を使うのですが、実際の人の頭は形もサイズも髪質も全く異なるので実践的な力が身につきます。まさに保護者などの方々の協力あっての授業ですね。
 また、マナーについての授業も役に立っています。社会に出てから身につけた部分もありますが、基本を学生時代に身につけておいたことで、実社会に出てからも戸惑うことなく仕事に集中できています。
 専門学校の先生方はみなさん、私たち一人ひとりに親身になって考えてくれました。〝怒る”ではなく〝叱る”ことに躊躇しない反面、できたらほめてくれる。忙しい毎日でしたが、とても充実していて多くのことを学ぶことができ
ました。

「憧れの美容師さんみたいになりたい」 その思いが美容師を目指すきっかけに

 中学生の頃からずっと通っていた美容室の美容師の方に憧れて美容業界を目指し始めました。進学先の高校から専門学校に進学する人は少なかったのですが、どうしても美容師になりたくて進路の先生に相談をしました。その時、ル・トーア東亜美容専門学校の進路担当の先生がわざわざ来てくださり、マン
ツーマンで専門学校のことを詳しく教えてくださいました。
 美容の学校がたくさんある中でル・トーアを選んだのは、「トータルビューティ」に力を入れているからです。学校見学をした時の雰囲気がとてもよく、着付けやアロマ、カラーやパーマ、ネイルなど、美容に関する分野を幅広く学べることがとても魅力的だと思い入学を決めました。

不器用で人見知りでも大丈夫/あきらめずに頑張ることが大事

 美容師を目指すのに特別な素質は必要ありません。私自身もともと器用なほうではないですし、人見知りでもありました。実は美容師の方は、意外と人見知りな人が多いような気がします。
 ル・トーア東亜美容専門学校は、さまざまな形で学生のサポートをしてくれます。美容関連の資格取得はもちろんのこと、マナーやあいさつの練習は専門の先生から何時間も学ぶことができます。もちろん、自ら進んで学ぶ姿勢はもっと大切です。高校生のみなさんに伝えたいのは、とにかく自分の夢をあきらめないでほしいということです。努力は少しずつでも絶対に結果として返ってくるものだと思います。
 現在、私は週に1回ル・トーア東亜美容専門学校で講師をしています。年齢的にも近いからなのか、気軽に学生のみなさんの悩みや質問を受けています。美容師の仕事に少しでも興味を持っている方は、学校見学にぜひ来てください!

(掲載日:2015-05-25)

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