回答

　臨床美術士は、あまり知名度が高くない資格であるため、養成講座などを開講している学校は数えるほどしかないようです。

　臨床美術士の資格認定を行っているNPO法人「日本臨床美術協会」の公式サイトに臨床美術士養成講座（指定校）の情報がありますので、進学先選びの参考にしてみるとよいでしょう。

　ボランティア活動が行える程度の級であれば、通信教育でも取れるようですので、通いやすい場所にある美術系の大学や専門学校に進学して美術・デザインを専門的に学び、プラスアルファの要素としてこの資格を取得してみてもよいと思います。

　なお、資格認定団体自体が、「資格の取得が即就職に結びつくわけではありません。フロンティア精神が必要です」と公言しているくらいですので、臨床美術士としての仕事だけで生計を立てていくのは難しいと思われます。

美術教室の講師や医療・福祉系施設の職員をメインの職業とし、臨床美術士の知識と技術は仕事の幅を広げるために使う、くらいのスタンスで考えていくことをおすすめします。

2016年02月更新