※編注:本コラムは3月中旬に執筆いただきました
先日、一番下の娘が専門学校を卒業しました。
娘の小学生のころからの夢は美容師。
その夢を叶えるため、美容の専門学校に通っていました。
2月には国家試験の実技試験、3月には筆記試験がありました。
2月の実技試験の日。
試験を終えて帰宅した娘は、その後発熱し、インフルエンザにかかりました。
緊張の糸が切れた途端に体調を崩す──。
そんなことが本当にあるのだと、あらためて感じました。
3月の筆記試験を終えた日のこと。
帰宅した娘がぽつりと、こう言いました。
「やっぱりこの専門学校に行って良かった」
「どうしてそう思ったの?」と尋ねると、
「本当に厳しい2年間だった。
でも、先生が言っていたことや学んできたことに間違いはなかったと思えた」
と話してくれました。
仕事柄、私はさまざまな学校を理解しているつもりです。
けれども、いざ保護者の立場になると、
その情報はまったく意味を持たないのだと感じました。
実際に通うのは私ではなく、娘なのですから。
これで子育ても本当に終わりなのだと思うと、少し寂しい気持ちになります。
卒業式が始まる前、娘が一通の手紙をくれました。
封筒の表には「20年間育ててくれてありがとう」と書かれていました。
子育て真っ最中のころは、時間にも心にも余裕がなく、
言いたくない言葉を口にしてしまったこともありました。
そして子どもたちの寝顔を見ながら、何度も反省していたことを思い出します。
手をつないで歩いたこと。
自転車の後ろに乗せていたこと。
一緒にお風呂に入っていたこと。
子育てをしていたつもりでしたが、
振り返ってみると、私自身も子どもたちに成長させてもらっていたのだと思います。
だからこそ、今は子どもたちに「感謝」の気持ちでいっぱいです。
卒業は、新たなスタート。
全国で「卒業」という節目を迎えた高校生や学生のみなさん、
本当におめでとうございます。
【プロフィール】
三児の母。1999年ライセンスアカデミーを退職。当時は千葉県を担当。
第三子が中学校入学と同時に、2018年復職。現在は東京23区担当。
学生時代は女子サッカー部所属。
全日本学生選手権(大学インカレ)への出場経験あり。
