何もしなければ 道に迷うこともないと思うけど
何もしないでいたら 僕は石になるだろう
これは豊田清『青春PART1』という曲ですが、ご存知の方は少ないと思います。
ヒットしなかったからです。でも、私は好きでしたね、今でも歌えます。
何もしなかったら失敗はしないけれども、大きな成功もない。
でも、そこには無難な生活があるので、
決してその選択が間違っているわけではありません。
「失敗して、すごくイヤな思いをする」、
そんな思いをしたくない人がいても不思議ではないのです。
でも、自分で選んだ道の先には未来があるのです。
それなのに、何もしない人生って、
「静止した物体は静止し続ける、慣性の法則」のようなものです。
そんな「変わらない未来」なんて、面白くありません。
私は趣味で短歌を書いているのですが、以前こんな歌を詠みました。
雨上がりの水たまりを飛び越えようとしたボク、ドボンと落ちた
青春時代に限ったことではなく、
人生には思い悩むこと、苦しいことがいっぱいです。
だから、そうなることを避けたいと思う人もいるでしょう。
でも、ドボンと落ちたっていいのではないでしょうか。
そんな失敗を「リカバリーする力」をつければいいだけです。
すると、失敗が一転、とても楽しい思い出になります。
雨上がりの水たまりをジャブンとしたい子供みたいにボクは君が好き
好きなことだったら、悩んでいたらダメ。とにかく、やってみなくちゃ。
失敗したっていいじゃない。それで思い出が一つ増えるんだもの。
幸せは、思い出の数に比例しているに違いありません。
なぜなら、思い出が多いほど、豊かな人生になるのですから。
だから、悩んだときには、とにかく「やってみる」ことです。
その一歩が「自身の成長」につながります。
『青春PART1』は私が中学生のときに聞いた歌なのですが、
ずっと耳に残っていて、というより、この歌詞がずっと心にあって、
私の行動指針となっています。
お蔭様で、私は失敗を恐れず、前向きで楽しい人生を送れるようになりました。
だから……、
これからの時代には、知識だけを詰め込むのではなく、
実際に「やってみる」、そんな力を育む教育が必要だと考えます。
【プロフィール】
1989年より大阪北予備校に勤務、
2007年より大阪国際学園に勤務。
橋本喬木・天野大空のペンネームにてショートショートを執筆。
光文社文庫『ショートショートの宝箱』シリーズ等に作品を提供。
https://yomeba-web.jp/special/ss-cam5/
「何もしなければ道に迷うこともないと思うけど」筆者・大阪国際中学校高等学校 橋本光央
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