進路コラム 国際化について 筆者:橋本 光央

進路コラム

国際化について 筆者:橋本 光央
橋本 光央 2019年2月27日(水)

日本人が「国際化」という「イメージ」で使っている英語には、
二種類があるのをご存知でしょうか。
一つは「グローバリゼーション」、これはよく耳にしますね。
そして、もう一つは「インターナショナリゼーション」です。
さて、何が違うのでしょうか。

グローバリゼーションが意味しているのは、
しばしば「世界基準」と言われるように、
「自分たちの基準で地球を覆い尽くそう」というものです。
もっと言えば、「地球次元で物事を考えよう・意識しよう」という意味なので、
「国際化」というより「世界は一つ・地球は一つ」というイメージです。
ただ、これは
「地球上にある全ての国や民族の考え方、生活スタイルを、
全て同じものに統一しよう」とするものなので、
かなり進んだ考え方と言えるのではないでしょうか。

これに対して、
インターナショナリゼーションは、
「異なる価値観をもつ国同士が、
その価値観を理解しあって、うまく付き合っていこう」
ということを意味しており、
互いに相手を尊重しあう心があって、
初めて成り立つものです。
ちなみに、globalization と internationalization で、
辞書中、「国際化」と記載しているのは
internationalizationです。

ところで、最近よく「グローバル教育」という言葉を耳にします。
しかし、何から何まで全てを自分の考えで押し通そうとする
「グローバルの押し付け」は良いことではありません。
そういう「自己本位な人」を生み出す教育を、
進めてはいけないのではないでしょうか。
だから「グローバル」を口にするときには必ず、
「インターナショナリゼーションの心」の大切さも
教えていく必要があると考えます。

(大阪国際滝井高等学校 総務部 橋本光央)

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