進路コラム 不満+報酬=1 筆者:宇佐美 正利

進路コラム

不満+報酬=1 筆者:宇佐美 正利
宇佐美 正利 2018年11月28日(水)

慌しい中にもふと寂寥感を覚える年の瀬である。
私事では定年退職に再就職と、まさにあっという間であった。
恥ずかしながら、営業畑を走り回ってきた身には、
年金のこと税金のこと各種保険のこと等々、
社会制度についての不勉強を恥じ入る年でもあった。
18歳成人時代の若者たちが、社会制度の教育不足から
不利益をこうむらないことを願うばかりである。

今年の講演で拝借した名言、名文から二つ。 
(吐き出す不満の量と得られる報酬の和は、常に一定である)
ボーナスが気になる時節。
あと半月、多少の不満はビールの泡と一緒に
飲み込んだほうが利口のようである。
考えをすぐ口にしてしまう筆者自身への戒めでもある。

(お母さん、
 私はおかあさん似だからブスなんだよ
 娘が笑いながらそう言うの
 私は泣きながら言ったのにね
 ごめんね、お母さん)
「日本一短い母への手紙」から。

顔立ちは勿論、爪の形から髪質まで親の責任にしたがる年頃である。
いまは思う。自分の責任でも誰の責任でもないことで悩んだり
劣等感を持ったり、その人を責めたりなんて時間の無駄である。
誠に失礼ながら、きっと代々の「ブス家系」なのであろう
我が身を笑えるとは、なんと素敵な少女であることか。
不満を泣きながら言うか、笑いながら言うか。
そんなことで人生っていうのは変わっていくのであろう。

群馬医療福祉大学/短期大学部/専門学校
入試広報課 宇佐美正利

著者プロフィール

宇佐美 正利 (うさみ・まさとし)
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業。
学生時代、会話の苦手な自分を「人と話さざるを得ない環境に追い込む」ため、2年次に北海道別海町の牧場にとび込み1か月の労働。「人それぞれの居場所の大切さ」を知る。4年次5月〜翌3月にヨーロッパ、アフリカ、アジア18か国に遊学。「縦以外の価値観」を実体験する。
教育産業界に35年。高校内での進路講演を年間70回以上実施。情報提供ばかりでなく「考え方」の提案に努めている。

◇編著書
『才能と仕事のベストマッチング』(大学新聞社) 2011年11月11日

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