進路コラム e(エレクトロニック)スポーツ 筆者:宇佐美 正利

進路コラム

e(エレクトロニック)スポーツ 筆者:宇佐美 正利
宇佐美 正利 2018年9月26日(水)

一地方の農業高校が甲子園に感動の嵐を起こした。
嵐はアジア大会、世界バドミントン、全米オープンテニスと
上昇気流に乗せ、大災害で傷ついた列島を勇気づけた。
そんな中、アジア大会で異色の競技が誕生し、
日本の大学生と高校生のペアが優勝した。
eスポーツである。


次の茨城国体では文化プログラム、中国アジア大会では正式種目となる。
日本の野球協会とサッカー協会がプロリーグ設立を宣言した。
欧米では、チェスがマインドスポーツと称されるように、
スポーツは競技性が重視され運動は必須条件でないという。
将来は料理やらヘアメイクやら部屋掃除まで
バトルスポーツになるかもしれない。


危惧されるのはゲーム依存症である。
世界保健機構(WHO)がゲーム依存症をギャンブルや大麻、
アルコールなどと同じ「精神や行動の障害」と病気認定した。
日本のネット依存の中高生は約93万人(厚労省・2017年)で、
5年前の52万人から急増している。
利用者も7歳で50%、4歳で40%、2歳で28%
(内閣府・2017年)と低年齢化が進む。


WHOはゲーム好きと依存症は別と慎重である。
確かに酒豪やヘビースモーカーが依存症とはいえないが、
ゲームには年齢制限がないのが怖い。
依存症は子供のほうが罹りやすく治療が困難という。
時間と金を使わせるゲーム会社の仕掛けが誘発しているともいう。
IR法も企業倫理などという幻想を土台にしては悪魔の法となろう。
ゲーム(試合)は厳格なルールがあってこそ成立する。


ライセンスアカデミー:講演講師 /
群馬医療福祉大学・短期大学部・専門学校:入試広報課 宇佐美正利

著者プロフィール

宇佐美 正利 (うさみ・まさとし)
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業。
学生時代、会話の苦手な自分を「人と話さざるを得ない環境に追い込む」ため、2年次に北海道別海町の牧場にとび込み1か月の労働。「人それぞれの居場所の大切さ」を知る。4年次5月〜翌3月にヨーロッパ、アフリカ、アジア18か国に遊学。「縦以外の価値観」を実体験する。
教育産業界に35年。高校内での進路講演を年間70回以上実施。情報提供ばかりでなく「考え方」の提案に努めている。

◇編著書
『才能と仕事のベストマッチング』(大学新聞社) 2011年11月11日

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