進路コラム 読んでいただき、呼んでいただきありがとうございました。 筆者:羽根田 ひとみ

進路コラム

読んでいただき、呼んでいただきありがとうございました。 筆者:羽根田 ひとみ
羽根田 ひとみ 2018年8月1日(水)

7月5日、熊本市内で講演をした。
本コラムを読んでいただいている尚絅高校の古舘先生から、お呼びいただいたからだ。

当日は、私の担当する高校でもガイダンス等があり少し悩んだが、正直に担当校に事情を話すと、先生は「ぜひ行ってきてください」とご理解をいただき、また上司も「せっかくだから」と勧めてくれた。
大変ありがたかった。

ぜひ行きたい理由が二つあった。
一つはコラムを読んでいただいている先生から、お呼びいただけたことが嬉しく、さらに、熊本県の担当者から「羽根田さんにそっくりな先生です」と聞き、会ってみたかったこと。
(学生時代は剣道部で、体育の先生だった)

もう一つは、東日本大震災のとき、原発事故で外に出られずにいた子供たちのため、「外で元気に遊んで欲しい」と、熊本に呼んでいただいたからだ。
(交通費、宿泊費全てご負担いただいた)
その後、熊本地震があったが、私はボランティアにも行けず、何の恩返しもできず心苦しく感じていた。
熊本に行って、せめてお礼が言いたいと思っていた。

講演の第一声は、
「熊本のみなさんありがとうございました」。
そして、ここに呼んでいただいた先生に感謝した。
先生は想像通りだった。
真っ赤なポロシャツが似合うはつらつとした先生だった。
女子校で、生徒も笑顔いっぱいの可愛らしい女の子ばかり。
先生から事前に要望をいただいていた「体験談」を話した。
2時間もあったが、生徒は最後まで頑張って付き合ってくれた。

帰りは先生のピンクの軽自動車で送っていただいた。
短い車中ではあったが、二人の息子さんの話を聞きながら、お互いこれからも仕事持つ女性として、母親として、生き生きと暮らしましょうと話した。
改札口で渡されたのは、高校からのお土産と先生からのお土産。
中には「くまモン」のマグカップと、「くまモン」のタオルが三本。
私の三人の子供たちに対する心遣いに感動して、熊本を後にした。

後日、生徒からの感謝文と先生からの手紙が届いた。
当日は、翌日にガイダンスが控えていたため、とんぼ返りだった。
先生からの手紙には、
「今度はお酒でも飲みながらゆっくり話したいですね」と書いてあった。

とても素敵な先輩に出会え、幸せを感じた。
ぜひまたお会いしたいと心から思った。
読んでいただきありがとうございました。
そして、呼んでいただきありがとうございました。

著者プロフィール

羽根田 ひとみ (はねだ・ひとみ)
福島県出身。高校時代、水泳・個人メドレーで福島県記録を樹立し、日本体育大学に進学。ライセンスアカデミー入社当初は茨城県担当を担当。 平成10年6月、故郷・福島に拠点を移し、同県を始めとする東北各県を担当し現在に至る。3人の子どもを育てつつ、さらにPTA活動を通じて家庭・地域教育にも力を注いでいる。

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