進路コラム 魅力ある地方の伝統野菜 筆者:阿部 三千雄

進路コラム

魅力ある地方の伝統野菜 筆者:阿部 三千雄
阿部 三千雄 2018年7月18日(水)

家庭菜園でキャリアのある人が作ってみたい野菜類に、全国各地に残る“伝統野菜”がある。

京都のミブナや鹿ヶ谷カボチャ、東京江戸川区のコマツナ、丹波地方の丹波黒と呼ばれる黒豆、寒い東北で作られる小さな民田(みんでん)ナスなど、数えあげればきりがない。その中で、とくにカブは、縄文時代には日本へ伝わったとされ、北海道から九州まで、約80種類もの地方品種があるという。

いずれも個性豊かな地方品種として、いまもしっかりと地元の農家に守られながら、栽培されている。


こうした個性豊かな伝統野菜を知るにつれ、ふと地方の大学にもそれに似た、伝統と個性のある大学・学部が残っていることに気づいた。

戦後、旧制の高等学校や専門学校が、高等教育の制度改革により、一斉に新制大学として生れ変わったが、その中に、いまも旧制時代の矜持を捨てずに、地元の高等教育機関の大黒柱としてしっかり学生たちを教育し、成果を上げているところがあるのだ。


「駅弁大学」や「就職予備校」などと、新制大学への風当たりも強かったが、これらの地方大学は、しっかりと教育理念を掲げて、教育と学生たちを守ってきたのだ。

いま、多くの受験生が卒業後の就職を考えて、大都市圏への大学進学を希望するため、地方大学への進学者数が減少しているという。

受験生は、地方大学の伝統や特色、何を学べるかなどもよく検討して進学先を決め、限られた4年間を実り多いものにしてほしい。

著者プロフィール

阿部 三千雄 (あべ・みちお)
旺文社、市進予備校を経て、大学新聞社へ。60年以上の長きにわたり、教育全般に携わって来た。現在、「大学新聞社」の企画開発に携わっており、ライセンスアカデミーの大学・短大入試情報室長としても、進路・進学講演を全国各地で実施。豊富なデータと長年の進路指導に基づく講演は大変わかりやすいと好評を得ている。

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