進路コラム 「大学にも連作障害?」 筆者:阿部 三千雄

進路コラム

「大学にも連作障害?」 筆者:阿部 三千雄
阿部 三千雄 2018年2月1日(木)

狭い家庭菜園を使いながらよい野菜を作るには、いろいろな障害に遭遇する。
その一つが、害虫、病気、はびこる雑草の駆除や予防だ。

家庭菜園の定番ともいえるナス、トマト、ピーマンなどを、同じ場所で続けて作っていると、「連作障害」が起きる。
その野菜特有の病気や害虫が発生して、生育が悪くなり、よい結果が得られなくなるのだ。
この障害は、土壌病害が発生して起こるため、目に見えないからいろいろとやっかいだ。
対策としては、家庭菜園を3〜4ほどのブロックに分けて、野菜を育てる場所を回していく「輪作」という方法を取り入れなければならない。

やがて来る春に思いを寄せ、そろそろ菜園に何をどう作ろうかと考えていたら、大学にも連作障害ならぬ「連学障害」があるのではないかと、ふと思った。
60年ほど前の大学では、講師の講義ノートが、先輩から後輩にバトンタッチされ、無事単位が取れたなどという、眉つばものの話もあった。
だが、授業改善が進んだいまの大学では考えられない。
ただ、4年間同じキャンパスで、刺激のない校舎の中だけで学んでいたのでは、ことによると連作障害に似たような原因で、多くの退学者が出ているのではないだろうか、とも考えてしまう。

大学は、夏季集中講座や短期合宿講座を、自然環境の良い場所で実施してはどうだろうか。
学生たちに、精神的な安らぎと開放感を与えることで、新鮮で効果的な学習につながると思うのだが。

著者プロフィール

阿部 三千雄 (あべ・みちお)
旺文社、市進予備校を経て、大学新聞社へ。60年以上の長きにわたり、教育全般に携わって来た。現在、「大学新聞社」の企画開発に携わっており、ライセンスアカデミーの大学・短大入試情報室長としても、進路・進学講演を全国各地で実施。豊富なデータと長年の進路指導に基づく講演は大変わかりやすいと好評を得ている。

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