「専願(単願)」とは、合格したら必ずその学校に入学することを約束して出願する選抜方法です。
他の学校を受験できない代わりに、入試科目や合格最低点などの面で優遇され、併願よりもかなり合格しやすくなっています。
ですので、専願で出願した場合は「一校にした方がいい」のではなく「必ず一校にしなければならない」のです。
専願で出願して合格したら、よほど特別な理由(経済状況の悪化により進学費用が用意できなくなったなど)がない限りは入学辞退はできません。
さて、専門学校と短期大学の併願ですが、利用する入試方式や学問分野によっては実現しづらい場合があります。
これは専門学校と短期大学の入試時期のズレによるもので、一部の分野(看護系など)以外では、専門学校の方が早めに出願→入試→合格→入学手続きのプロセスを終えてしまうため、短期大学との併願ができないことが時々あるのです。
入試時期は、一般入試であれば、短期大学は2~3月頃、専門学校は10~11月頃から募集定員に達するまでとなります。
推薦入試では、短期大学は11月~12月頃、専門学校は10~11月頃から募集定員に達するまで、AO入試は短期大学、専門学校共に6月~12月(長いところだと3月まであるところも)となります。
推薦入試とAO入試では、短期大学と専門学校の入試時期が合いますが、これらの入試方式は専願であることが多いため、やはり併願しづらいと言えます。
ただ少数ではありますが、専門学校の中には、同分野の短期大学の合否結果が出るまで入学手続きを待ってくれる制度を用意している学校もあります。そのような学校を進学先に選べば、併願はしやすくなると思います。
事前に気になる学校から学校パンフレットを取り寄せるなどして、そのような制度がないか確認しておくとよいでしょう。
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