小論文と作文の違い・上達のポイント

小論文と作文の違い

〈小論文〉
論理性がポイント
[論理的・客観的]
課題文やテーマに対し、感情を交えず、表面的な印象だけではなく、なぜそのことが起こり、問題視されるのか、その社会的な重要性は何かなどについて深く掘り下げて論じる。

〈作文〉
表現力がポイント
[主観的(感想・印象)]
テーマを分析したり、掘り下げて判断するための思考や知識よりも、豊かな感受性、鋭い観察力をもって印象深く書く表現力が求められる。ある事柄から心境や感想を述べていく。

上達のポイント

■文章の組み立て方(3段構成)
序論 … テーマに対するアプローチ(導入部分)/全体の20%程度

本論 … 具体例(1~2つくらい)/全体の50%程度

結論 … 自分の考え、意見を述べる/全体の30%程度

■きちんとした文章で書く
「である」調か、「です・ます」調かを統一して書く。話し言葉は使わない。

■言葉の使い方に気をつける
文章を書く際には、以下のような言葉を用いる。
・自分→「私」

・志望する大学や短期大学→「貴学」(専門学校→「貴校」志望する会社→「貴社」)

・家族→「父」「母」「祖父」「祖母」「兄」「姉」「弟」「妹」など

文章の基本ルール

■文頭は1マス(1文字)空ける。

■句読点やカギカッコは、1マス(1文字分)とする。

■原則、横書きでは算用数字、縦書きでは漢数字を使用する。

よく出題されるテーマ

あなた自身の人間性や考え方、意欲を読み取るためのテーマやキーワードがよく出題されます。

面接でも聞かれることの多い内容であるため、あらかじめ以下のテーマなどについて実際に書いてみて、先生に見てもらうと良いでしょう。

(例)
○自分の性格について
○高校生活を振り返って
○これまでに努力してきたこと
○自分にとって大切なもの
○10年後の自分について
○興味ある職業について知っていること
○社会人になるに当たっての抱負
○最近気になるニュースについて
○メールと電話によるコミュニケーションの違い
○あいさつの必要性について
○「人と人との絆」について など

(資料:ライセンスアカデミー『がんばれ!青森県の高校生 2019』/平成30年4月25日発行)

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