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【中央大学】不要品でSDGsに貢献 「キフカツ」スタート

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中央大学は、不要になった品物の買取金額を寄付できるサービス「キフカツ」を6月10日から開始した。

「キフカツ」は卒業生や保護者(利用者)が不要になったものを寄付することで母校を支援できる仕組みで、ブランド品の買取や販売を行う株式会社スタンディングポイントと連携して取り組む。高等教育機関では初めての試みとなる。

まず、利用者の不要になった洋服やブランド品などの品物をスタンディングポイントが引き取る。そのとき査定した金額の全額もしくは一部を、同社が利用者に代わって中央大学に寄付金として入金する仕組みだ。寄付金額は利用者の意思に基づいて決定される。また、買取1点につき1人分のBCGワクチンを、スタンディングポイントが発展途上国の子どもに寄付する。

「キフカツ」はWeb上で申し込みが可能。不要品の回収から査定、中央大学への寄付金の振り込みまで、利用者に費用は発生しない。中央大学が寄付金に対して寄付金受領証明書等を発行するため、寄付金控除の対象となる。

中央大学はSDGsに関する取り組みに注力しており、「キフカツ」を4つの目標に貢献できる活動として位置づけている。

まず、不要な品物を捨てずに流通させることで循環型社会を後押しする点で、目標8の「働きがいも経済成長も」と、目標12の「つくる責任つかう責任」の2つのゴールに貢献。そして、スタンディングポイントがBCGワクチンを寄付することで、目標3の「すべての人に健康と福祉を」と、目標17の「パートナーシップで目標を達成しよう」の2つのゴールに寄与できるとしている。

参考:中央大学「キフカツ」紹介ページ

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