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制服でSDGs学ぶきっかけに

高校生のための進路ナビニュース

大阪夕陽丘学園高校(大阪市天王寺区)では444人の新入生が新たなスタートを切った。身にまとっていたのは「SDGs制服」と呼ばれる真新しい制服だ。

素材は卒業などで不要になった制服を学校が集めてリサイクルしたもの。同校と制服を開発した「明石スクールユニフォームカンパニー」(本社・岡山県倉敷市)によると、主な素材のポリエステルは繊維の再生などを手がける「日本環境設計」(本社・神奈川県川崎市)の工場で処理されて、再び服の原料になるという。

SDGsの「誰一人取り残さない」という理念が同校の建学の理念である女性の社会的地位の向上に通じるとして、創立80周年を迎えた2年前にその推進を掲げた。今回、身近なところからSDGsについて生徒に考えてもらおうと取り組んだのが制服のリサイクルだ。

入学式では「制服を通じて、SDGsに関心を持ってもらって、小さなことからでもいいので自ら始めてもらえたら大変ありがたい」と山田清理事長は生徒たちに語った。「SDGsのことはまだよく知らないけど、詳しく勉強していきたい」と1年生の上原柑凪(かんな)さんが話すように、これから生徒たちは「総合的な探究の時間」を用いてSDGsについて学んでいく。

ソース:https://www.asahi.com/articles/ASP4Q5F6NP4JPTFC001.html

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