文科省「経済的に困難な学生等が活用可能な支援策」改訂更新日: 2021年5月20日

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文部科学省は2021年5月14日、大学や高等専門学校等に向けて、新型コロナウイルス感染症の長期化等にともなって行われた学生等に対する追加の経済的支援を学生に周知するよう依頼。今回、新型コロナウイルス感染症の長期化等で、学生等が修学を断念しないよう支援策の追加等を行い「経済的に困難な学生等が活用可能な支援策」を改訂した。

【日本学生支援機構】
主にアルバイト収入の減少等に対して活用可能な追加支援
●2021年度に「緊急特別無利子貸与型奨学金」の新規募集を行う。
新型コロナウイルス感染症の拡大における「緊急事態宣言」または「まん延防止等重点措置」の適用にともなうアルバイト収入の減少に対応するのが目的。

主に世帯収入の減少等に対して活用可能な追加支援
●すでに貸与型奨学金（無利子奨学金・有利子奨学金）に採用されている学生
学生納付金の納付や学生生活に必要な経費等のまとまった資金が必要な場合に、特定の月に複数月分を前倒して交付する支援を行う。
●これから貸与型奨学金を申請する学生
採用前に経済的な支援が受けられるような仕組みを設ける。
いずれも支援の詳細や申請のための手続き等は、別途日本学生支援機構より各大学等に対して通知。

【厚生労働省】
●「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」
申請対象期間を2021年6月まで延長。
●「雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金」
特例措置の一部内容を変更して6月30日まで延長。
これら２つの支援制度は学生のアルバイト休業も支援対象。とくに、「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」は、労働者が申請して支給を受けることができる制度。

参考：新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた学生等に対する追加の経済的な支援について（依頼）