九州産業大学、LGBTがテーマの広告で受賞 更新日: 2020年7月6日
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九州産業大学(福岡市)の芸術学部ビジュアルデザイン学科4年次・脇村昴佑さん(山口県立光丘高等学校出身)が「第16回ACジャパン広告学生賞」の新聞広告部門において奨励賞を受賞した。
ACジャパン(本部東京・中央区)が主催する同コンテストは、学生ならではの自由な視点や発想を選考のポイントとしている。今回の新聞広告部門では29校497作品の応募があった。
作品は、「デザイン研究」の講義で取り組んだLGBTをテーマにしており、タイトルは「普通って何?」。身近な存在である母親との LINEでのやり取りから、「普通とは何か」を考えさせ、LGBTへの根深い偏見や差別的思考に警鐘を鳴らしている。
脇村さんは「自分の周囲に残る偏見を払拭し、LGBTへの理解を広げ、安心してカミングアウトできる社会になることを願って作品を制作しました。初めての受賞で、課題制作の自信へとつながりました。今後もコンテストなどに積極的に挑戦していきたいと思います」と、受賞の喜びを語った。