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東京都 私立専門学校
専門学校 桑沢デザイン研究所

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先生・先輩

先輩の声

デザインとは、物事がよい方向に向かうためのツール

  • 松田 柊子さん
  • 岩手県立盛岡第三高等学校卒業

〈桑沢〉に入学してまず驚いたのが、どの課題でも能動的に取り組まないと、何もはじまらないということです。高校までの受け身の勉強法とはまるで異なり、自分で探したり、調べないと分からないことばかり。今まで使ったことがない脳をフル稼働させているようで鍛えられました。自分の中から新しいものを生み出す方法が身についたと思います。上京して一人暮らしをはじめて、1年次は辛いときもあったけれども、この3年間で間違いなく成長できました。

最近、デザインは形だけのものではない、よい方向に向かうためのツールだと思うようになりました。卒業後は会社のブランディングを行う会社に就職が決まっています。
CI(企業理念を考えてロゴマークをつくったり、特徴的なウェブサイトを構築したり、会社の一通りをトータルデザインする仕事)にはもともと興味がありました。美しいデザインは社員のモチベーションを高め、その会社がよくなれば周辺の環境も向上し、最終的には街や地域が活性化していくことにつながります。地域デザインにも関心があり、デザインを通して広い視野でさまざまな問題を解決し、物事をよい方向に導くことのできる存在になりたいと思っています。

(掲載年度:2019年度)

先生からのメッセージ

ロゴの下に立てば、天からデザインが降りてくる

  • 浅葉 克己先生

1919年ドイツのデッサウに創立されたデザイン学校・バウハウスは、建築・家具・陶芸・写真・テキスタイルなど、ジャンルを越えて新たなデザインを創り出し、世界の美術やデザインに影響を与えました。

〈桑沢〉では毎年バウハウスの見学ツアーを開催しています。私は校舎の壁にある縦で組まれたBAUHAUSのロゴの下で写真を撮ることを勧めています。そのロゴの下に立つと、天からデザインがすっと体に入ってくるような気持ちになります。

バウハウス閉校の後、その精神を受け継いだ学校が世界各地で誕生していきました。その中で主だったものはブラック・マウンテン・カレッジ〈(米)1933~57年〉、ニュー・バウハウス〈(米)1937~38年〉、そして〈桑沢デザイン研究所〉(1954年~)の三校ですが、ブラック・マウンテン・カレッジは経済的な理由で閉鎖、ニュー・バウハウスはイリノイ工科大学に吸収され、〈桑沢〉だけが独立して今も続いているのです。

〈桑沢〉の強みは教育方針やカリキュラムが、デザインの本質を突いていること。文字、言葉、映像、造形などすべてのジャンルを包括し、それらを超えるデザインを育む場となってきました。元来、日本には縄文時代から現代へ太く続く意匠(デザイン)も備わっています。たとえば縄文時代の逆三角形の仮面を被った土偶。仮面は謎に包まれていますが、そうしたことを想像することも、新たなデザインにつながるかもしれません。日本の意匠は、外から入るさまざまな要素を吸収して、内に取り込んでいく力でもありました。

昨今、海外から日本のデザインへ寄せられる関心の高さには目を見張るものがあります。デザインに関心のある人たちに〈桑沢〉の名は知られていますから、校舎の入口に看板を立てたいとも思っています。ここは、新たなアイデアが生まれる「デザインの聖地」だと。

私は「にっぽん〇△□バウハウス。」という企画イベントの代表を務めていますが、縄文時代の造形、北斎など日本美術を踏まえながら、デザインに関する展示やシンポジウムを行います。デザインであり、バウハウスであり、そして日本の意匠(デザイン)。

〈桑沢〉を核に日本のバウハウスとしてデザイン界をさらに盛り立てていきます。〈桑沢〉にいることは、デザインの最前線の風を感じるということ。時代や国を越え、デザインの本質を探し続ける旅に終わりはありません。

(掲載年度:2018年度)