相談内容｜スポーツメーカーで、ウェアやシューズなどを開発したい場合、どのような学科に進めば

回答

　スポーツメーカーの開発職を目指す場合、希望する仕事の内容によって進路が分かれることになると思います。

　シューズやウェアのデザインの仕事をしたいのであれば、美術系大学やデザイン系専門学校に進学し、プロダクトデザインやファッションデザインなどを学んでいくと就職に有利になると思われます。

　一方、シューズやウェアの開発や生産ラインの設計などを行いたいのであれば、材料工学、理化学、人間工学、システム工学、経営工学などが学べる理工学系の学部に進み、化学や物理の専門知識を身につけると共に、CAD技術やマーケティングについても学んでおくと良いでしょう。

　デザイン系はともかく、メーカーの研究開発職を目指す場合は、最低でも修士以上（大学院修了以上）の学歴が必要とされることが多いので、あらかじめシューズやウェアの開発に関係していそうな大学院の研究室を探しておき、そこに進むことを考えてみても良いかもしれません。

　なお、一般的にスポーツメーカーの求人数は少なく、定期的な新卒採用を行っていない会社も珍しくありません。そのため、新卒採用をしている会社の説明会の予定が発表されると、あっという間に参加予約が埋まってしまうというくらいの状況となっており、スポーツメーカーへの就職はかなりの狭き門となっているようです。

　ですので、あなたがスポーツメーカーへの就職を目指すのであれば、就職活動の時期が来たら、インターネット上の就職情報サイトなどを積極的に利用して、こまめに就職希望メーカーの情報をチェックし、会社説明会の情報が公開されたらすぐに参加申込みができるようにする、などしておくと良いと思います。

2008年11月更新