相談内容｜私は将来、美容雑誌の編集者になりたいと思っています。 ですが、「出版社に就職す

回答

　「これをやっておけば美容雑誌の編集者になれる！！」という絶対的なものはないとは思いますが、やっておけば役に立つであろうことを挙げてみたいと思います。

　一番良いと思われることは、「実際に現場を知ること」。例えばアルバイトで美容系の雑誌を編集している会社で働いてみるのはどうでしょうか。また、「本はどんな手順・方法で作られて、どういう人々が1冊の本に関わっているのか」を知ることができる点では、美容にこだわらず、他のジャンルの出版社でも十分勉強になると思います。アルバイトが難しくても、期間限定でインターンシップなどを通じて実際の職場を体験する方法もあります。そういった経験をすることで、自分に今何が足りないのか、大学生のうちでこれを勉強しなければ、といったことが見えてくるはずです。

　また、第一歩として、好きな美容雑誌の出版社を調べて、ホームページをみて、採用はどうなっているのか見てみたり、美容系の出版社や雑誌そのものを比較することからはじめてもいいと思います。

　もちろん、美容分野に常にアンテナを張り巡らせることも重要です。ただ情報を得ることに満足するのではなく、「自分だったらこういう美容雑誌を作りたい」とか、「こういう特集があったらいいのでは」など、想像でも何でも、自分が編集者になった気分でものを考えることも大切だと思います。また、本を読んだり､ものを書く力、考える力を養うことも必要です。

　ただ、大手の出版社になればなるほど、自分の希望する分野の雑誌を担当させてもらえることが難しかったりします。美容雑誌を希望していても、最初の配属が漫画雑誌や週刊誌だった、ということもありえます。そういった現状もあるということだけ、知っておいた方が良いかもしれません。 （よだ）

2006年09月更新