進路ナビニュース

平成27年9月高卒就職内定状況

「師走」

はや師走。
先生方には推薦入試、センター入試対策、校内の定期考査にと、
まさに走り回る毎日かとお見舞い申し上げる次第である。
上級学校の募集もラストスパートに入ったようである。
「AO第三期の追加実施が決まりました」
「3月いっぱい募集しています」
進路ガイダンス時にも高校側へのメッセージをお預かりしている。

推薦入試のピークを過ぎ合格を喜びながらも金策に走る家庭もあろう。
(日本学生支援機構の予約申請に合格した生徒は
入学金の納入で入学手続き完了。入学後は月謝制)という学校が出てきた。
機構の奨学金が学資の中心になったいま、
制度に合わせた支払方法の工夫がもっとあっていい。

来年度、機構の第一種枠が3万人分増えるが、
19.4万人(14.7%)が3か月以上の延滞者である。
驚くべきは、延滞者の45.3%が返済義務を知らずに手続しており、
貸与終了後に知った者20.2%のうち督促で知った者が8.1%という。
手続きは保護者が進め、本人は理解してないとしか考えられない。
ローンも組めない身に師走の風の冷たさは如何ばかりか。
窓口になる教育機関の役割は大きい。

一方で就職は順調に推移しているようである。
9月末の内定率は昨年を1.7ポイント上回る56.1%。
天邪鬼な小職は毎年内定率の低い順に並べてみる。
大都市をかかえ恵まれている都道府県が、低いのである。

(内定状況は以下のアドレスからご確認ください)

ライセンスアカデミー・東京教育事業部:宇佐美 正利



平成27年9月高卒就職内定状況.pdf

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