自分の髪型を格好良くしたい! 幼なじみの進学をきっかけに理容師の道を目指す
高校時代に流行っていた、かっちりと固めたスタイルの髪型に憧れていましたが、自分の髪はクセが強くてうまくセットできず、何とかしたいと思っていました。そんなとき、幼なじみの友人が理容師の道に進むための学校に通い始めたと知ったんです。「男性を格好良くできるのは理容師だ!」と思い、自分も同じ道に進むことを決めました。
専門学校はクラス制で、黒板に向かう座学の授業は、まるで高校生活の延長のようでした。しかし、学ぶ内容は理容師になるための専門的な授業がほとんど。一週間の中で実技授業だけで一日が終わる日もありました。大学だと4年間でじっくり学ぶイメージですが、僕の通っていた専門学校は2年という短い期間で学ぶので、1日1時間が本当に濃厚な時間に感じました。好きなことが授業になっているので少しも退屈することはなく、自宅でできない実技の練習は、放課後学校に残ってマネキンや友人の髪で練習するほど熱中していました。