進路相談

理学療法士(PT)と作業療法士(OT)の違いって?

理学療法士(PT)と作業療法士(OT)の仕事内容にはどのような違いがあるのですか?

回答

 心身に何らかの障害を持つ人に対して、持つ能力を最大限に生かして自立できるようにし、社会復帰を助ける仕事がリハビリテーション(理学療法・作業療法)です。

 理学療法士は医師の指示を受け、病気やケガで身体に障害を持つ人が「起きる」「立つ」「歩く」といった基本動作を回復し、身体機能全般を向上するようサポートを行います。運動療法、温熱療法、電気・光線療法、マッサージなどがあり、個々の症状により、医療スタッフと相談しながらリハビリテーションの計画を立てます。

 作業療法士は理学療法士が基礎的運動能力の向上を図るのに対し、心身に障害を持つ人を対象に、応用的動作能力、社会的適応能力を高め、社会復帰をサポートするのが仕事です。日常生活の動作回復、手芸・陶芸・園芸・絵画など創作活動を通しての機能回復、音楽・ゲーム・スポーツを利用した機能回復を行います。動作・機能・回復だけでなく、精神的な意欲を引き出すことも重要なポイントとなります。

2015年10月更新

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