進路相談

看護学科を辞めて医学科に入り直したい……

国立大学の医学部看護学科で学ぶ看護学生です。 仲の良い友達に付き合う形で看護学科に進んでしまったため、本当に看護師を目指してよいのか悩んでいます。 他人の命を扱う看護職に半端な気持ちで就いてしまうと、将来、出会う患者さん達に申し訳ないような気がします。 また、大学でいろいろな人と出会ったことから、医学部医学科に入り直して医師を目指したいと思うようになってきました。 ですが、家計に余裕がないために現役で国立大学に入ったのに、今更大学を辞めて浪人したいなどと親に言い出すこともできず、毎日悩んでいます。 入学からひと月も経たないのに、このようなことを考え出すというのは、私の気が早いだけなのでしょうか? 大学で看護学を学んでいくうちに看護師になりたいという気持ちになるのでしょうか? 何かアドバイスをいただけるとありがたいです。

回答

 看護学科から医学科に、入り直したいということですね。

 半端な気持ちで命を扱う看護職の道へ進んではならないのではないか?というお悩みはもっともだと思います。

ですが、医師も同様に人の心身の健康や生命に直接関わる、責任の重い仕事です。



 学校生活は楽しく充実なさっているようですが、環境の大きな変化によって、あなた自身でも気づかないうちに気持ちが高ぶっていたり、不安定になっていたりする可能性もあります。

 入学後、しばらくすると学校生活のリズムにも慣れてきて、気持ちも落ち着いてきますので、重要な決断をするのは、それまで待ってみてはどうでしょうか。



 看護学科に進学するのも、決して容易なことではなかったでしょう? それだけに大学を辞めるという決断には、冷静な判断が必要です。今はいろいろな考えが頭の中を巡っているかもしれませんが、しばらくは看護学科での生活を続けてみるのが良いと思います。

 環境が人を作るということは確かにあります。ですので、看護学科で看護師になるための勉強をし、実習を重ねていく内に、次第に看護師としての自覚が芽生えてくる可能性は十分あると思います。



 看護学科の先生や先輩の中には、あなたと同様の悩みを乗り越えてきた人もいると思いますので、もし、相談を受けてくれそうな先生や先輩がいるようなら、思い切って相談をしてみてもよいでしょう。

2015年01月更新

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