進路相談

高校卒業後、すぐに海外の動物保護の仕事はできますか? 何か動物関係の資格を取っておいた方が良いのでしょうか?

回答

 動物保護の仕事に限らず、海外で働くためには労働ビザが必要となることが多いです。

 これを発行してもらうためには、ある程度以上の実務経験や専門知識、学士号や博士号などが必要とされることが多いですので、高校卒ですと、海外で長期間働くことは難しいのではないかと思います(ワーキングホリデーの制度を利用するという方法もありますが、この制度ですと青年期(18~30歳くらい)に限られた国で短期間(1年~1年半程度)働くことしかできません。

 一例としてアメリカで働く場合を考えてみますと、まず、アメリカの企業などに雇用してもらった後に、雇用主からアメリカ政府に労働ビザ(一般的に「H-1Bビザ」となります)の発行を申請してもらう必要があります。ですが、ビザを申請する場合の条件として「その分野における4年制大学卒業以上の学位またはそれと同等の実務経験(12年以上)」が必要とされることになりますので、高校卒ですと12年以上の実務経験を積まなくてはビザを申請してもらうこともできないことになります。

 動物保護の仕事をしたい、と強く考えているようでしたら、海外でも通用する獣医師のような資格を得て、実務経験を積んでから挑戦することを考えてみても良いと思います。

 なお、動物看護系の資格の場合、日本の資格は海外では通用しませんので、資格を取得する場合は、そういったことも確認して取得するようにすることをおすすめします。

2008年06月更新

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