進路相談

私は将来、中学校の教師になりたいと思っています。ですが、学校での成績があまり良くないので、向いていないのかも、と不安に思っています。やっぱり教師は頭が良くないとなれないのでしょうか?

回答

 教師は人気のある職業であるため、採用試験の競争率も高くなっています。

 中学校の教師の場合、全国平均で10倍以上の合格倍率となることも珍しくないようですので、中学校の教師を目指すのであれば、ある程度の学力が必要となることは間違いありません。

 それでは、高校での成績があまり良くない人は中学校の教師になれないのか、といえば、そのようなことはないと思います。学力というものは自分に合った勉強法を見つけることで、ぐんと上がることもありますので、現在の学校の成績だけを見てあきらめたりせずに、学校や塾の先生の話や参考書、インターネットの学習系サイトなど、様々なところにある勉強法に関する情報を元に、自分に合った勉強法を探してみることをおすすめします。

 中学校の教師になる方法についてまとめておきますと、中学校の教師になるためには、まず、大学に進学して教職課程を履修し、中学校教諭の教育職員免許状を取得する必要があります。

 その後、公立学校の教師を目指すのであれば、都道府県などの教育委員会が実施している教員採用試験に合格し、採用候補者として名簿に登録してもらい、採用を待つことになります。一方、私立学校の教師を目指す場合は、私立学校の教員募集を探して学校独自の採用試験を受けてそれに合格する、自治体が実施する私学適性検査に合格する、などして、私立学校に教師として採用される必要があります。

 なお、教育職員免許は、医師免許などと異なり、一つ取ればすべての学校、教科で教師として働けるというものではなく、校種、教科などで細かく細分化されています。ですので、まずどの種類の学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校など)に勤めてどの教科(国語、社会、数学、外国語など)を教えたいのかをはっきりさせないとどこの大学に進むべきかも決められないことになります。

 どの大学で、どの種類の教員免許が取得できるのかは、文部科学省の公式サイトで調べることができますので、進学前に一度、確認をしてみることをおすすめします。

 取得する教育職員免許の種類によって、教師の募集人数や採用試験の競争率などにもかなり差が出てくるようですので、どの教科の免許を取るのか、といったことにも注意して、進学先を決めるようにすると良いと思います。

2008年06月更新

答えは見つかった?
なら次のステップにGO!

資料請求するとプレゼント🎁と交換できるポイントがもらえます✨

TOP