保育･幼児教育 - 職業分野を知ろう

保育･幼児教育

乳幼児から18歳までの児童のｹｱを保育園や児童施設､病院などでおこなうのが保育士であり､幼稚園で児童を教育するのが幼稚園教諭である｡
両者とも扱う年齢層が重複していることもあり､学ぶ内容も重複することから､両方の資格(保育士は｢資格｣､幼稚園教諭は｢免許｣)取得ができる制度となっている学校も多い｡

少子化が進行すると､保育士や幼稚園教諭などの仕事への需要が縮小するとも思えるが､実際には核家族化､共働き夫婦の増加により､子どもたちへの一層のｻﾎﾟｰﾄが必要な状況になっている｡
また､景気が悪化すると共働きが増えるため､2007年より認可保育所の空きを待つ｢待機児童｣の数は首都圏を中心に3年連続で増加｡保育に関わる施設や仕事に携わる人材へのﾆｰｽﾞは高くなっている｡

幼稚園と保育所の役割を一体化して就学前の教育と保育を行う｢認定こども園｣の数は､全国で532件(2010年4月1日現在)｡
所管する行政官庁が異なるため､運営面では課題も多いが､利用者からの評価は高く､その役割と環境整備に対する期待は高まっている｡

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