大学編入・大学院入学のススメ 編入学試験 合格への作戦その2

試験勉強するうえで大切なことは?

編入学試験に向けての準備期間は、平均的にみると半年ぐらいの方が多いです。国公立の理系の場合は7 月ぐらいには試験が行われるので、1・2 月には勉強を始める必要があります。なお、英語に全く自信がないとか、文系からの理転で高校数学がわからないといった場合は、やはり1年ぐらいは準備にかけたいところです。

いずれにしても大事なのは、「あきらめてはいけない」ということ。わずか1・2ヶ月でも、勉強するとしないとでは雲泥の差が出ますし、知識が増えたことを実感できれば自分の励みになり、次第に勉強自体が楽しくなっていきます。

また、筆記試験対策ばかりだときつくなることもあります。「志望理由書」の作成、「面接」対策も同時に行うことで、「自分はどうして編入したいのか」という気持ちをより明確にし、試験勉強のモチベーションアップを図っていきましょう。

受験校数については、平均的に2~4 校受験する方が多いですが、編入学の勉強は時間が限られるということもあるので、同系統の学科で、かつ試験の傾向が近い学校を受けた方が勉強も効率的になります。

受験生へのメッセージ

見事合格できたとして、大切なのは大学入学後です。その意味でも、「なぜ、その学校・学科で学ぶのか」という部分は、試験勉強だけでなく、大学入学後、意義のある学生生活を送れるかどうかについても大切な鍵になります。

編入試験を受ける理由というのは、人それぞれです。「大学受験に失敗したが、どうしても○○大学に入って△△を勉強したい」「高校生のときは何をやりたいかわからなかったが、そこから数年経って新たに自分のやりたいことが見つかった」。編入学は、そうした自分の将来を真剣に考えたみなさんが、もう一度スタートを切ることができる制度です。受験期間中はつらい時期もあるかもしれませんが、ぜひ自分のために受験勉強をして、合格をつかみ、将来につなげてほしいと思います。

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