LUHICAの高校生活お悩み相談室

今月のお悩み相談室

No.20
進路をひとつに決めれない
(2014/12/03)
LUHICAさんこんにちは。
学校で進路希望の確認があったりして、そろそろどうするか決めていかなきゃないのですが、私は、興味のあることが多くて、何かひとつに決めきれません。
先生にも興味があるし、看護師とか、デザイナーとか、スタイリストとかにも興味があります。
どれかに決めちゃうと、他の道に進む可能性が無くなっちゃう気がして頭がぐるぐるします。
最後は自分で決めなくちゃいけないのは分かっていますが、どうやったら決められるでしょうか?
(高校2年生 女 emi)

色々試してみるのが大事

私は中学校くらいから高校まで教師になりたいと思っていたんですけど、クワイヤー(合唱部)に入っていたので音楽の先生に興味があったり、レコード会社で働く仕事もすごく気になったり、それこそデザイナーとかスタイリストとかにも興味があったし、他にも色々興味があったので、すごく分かります。

私の場合は、何を選ぶのがいいのか分からないっていう意味ですごい迷ったんですけど、emiさんがおっしゃっているように、何かひとつに決めちゃったら、他のことができなくなっちゃって、その決めた道で失敗しちゃったら、もうどうしようもなくなっちゃうんじゃないかなっていう気持ちも、すごいよく分かるんですよ。

何になりたいかをどうやって決められるかっていうと、自分がやっていて一番楽しいとか、一番興味があるとか、そういうことで決められるんじゃないかなと思っています。

私の場合は、歌うことがすごく好きなんだけど、歌手になれるようなことは絶対ないだろうなって思っていたので、最終的に教師になりたいなって思ったんです。でも、今こうして歌手をしているので、本当に人生分からないことばっかりです。

何かひとつに決めきれないっていうのは、多分、色んなことに浅く興味があって、"すごく興味がある何かひとつ"が無いっていう意味なんじゃないかと思うんですよ。興味があるっていうだけじゃなくて、やっていて楽しいとか、でも例えば看護師って高校生だと体験してみる機会は無いと思うので、どういう職業なのかを詳しく調べてみるとか、デザイナーやスタイリストだと先生や看護師とは全く違う分野だけど、そういう道だと自分はどれだけ成功できるんだろうって考えてみたりとか、自分の良さが引き出せる場所や職業を探すのが大事なんじゃないかなと思います。

―LUHICAさんが中学生の頃に色々なことに興味があった中で、教師がいいんじゃないかと決めていったということですが、実際にご自身で体験してみる機会があったのでしょうか?

私が通っていた学校が、幼稚園・小・中・高って全部つながってたんですね。それで、小さい子の方に行って本を読んであげたりする時間があったんですよ。私の中ではそうやって子供に何かを教えるっていうのがすごい楽しかったんです。あと、私のいとこに小さい子がいるんですが、面倒を見たり勉強を教えてあげたりするのがなんか楽しくて、全然自分の中で苦痛じゃなかったので、それを職業にしたら楽しいんじゃないかなって思って、教師がいいかなぁって思ったんです。
当時、私もまさかこういう風に歌手としてデビューする形になるとは思わなかったので、職業としては考えてなかったんですけど、部活で歌をやっていたし、自分が楽しんでやっていたことだったので、職業としてできるのはすごく嬉しいことです。そういう風に自分がやってて楽しいことだったり、色んなとこからそれが職業につながる可能性があるんじゃないかなと思います。だから、逆に何かひとつに決めなくても別にいいのかな、なんて思います。

―今すぐ何かひとつに決めなくても、興味のある色んなことに手を出して進んでいくうちに、いずれ道は決まっていくっていうことだと思うんですけれど、このemiさんは失敗を恐れている部分もあると思います。まず失敗に対する不安を打ち消して立ち向かって行くにはどうしたらよいでしょう?

うーん。自分を知るっていうことが大事なんじゃないかな、と思います。
私は、絵を描くのも好きで選択授業で美術をとっていて、emiさんのようにデザイナーとかも"かっこいいなぁ。やってみたいなぁ。"って思っていた時期がちょっとあったんです。でも、よく考えると、別に自分の絵がそこまで飛びぬけて上手ではないなと思ったり、絵がただ好きだからっていうだけでなれるのかな?って考えたりしたんですよね。自分が本当に自信を持って、これならできるんじゃないかなと思うようなことに絞っていくことが大事なんじゃないかなと思います。そのためには努力も必要です。

―スタイリストなら実際に自分でコーディネートして原宿あたりを歩いてみて、ファッション誌の街角スナップにつかまったらセンスありそうとか……

そう、色々試してみるのが大事なんじゃないかなと思います。あと、家族に「私は何が向いてると思う?」って聞いてみるのもいいと思います。例えば私の場合「歌が好きだけど、先生っていうのもいいと思うから、音楽の先生とかいいかなぁ?」って言ってみたりすると、両親が「あぁ、いいんじゃない?」って答えてくれたり、それこそ私が「デザイナーっていう道ってかっこいいよね」みたいなことを言うと「それってすごく才能がないとダメなんじゃない?」ってすごい言ってきたりしていました。色々話し合うのも大事だと思います。

―第三者から自分のことを見てもらうっていうのも、自分じゃ分からない部分に気付けるので大事ですよね。もし、それで自分が全く興味を持ってなかったことを勧められたらどうしましょう?

それは、発見だと思います!

―それは嫌だなぁと思ったなら、その道は選ばなければいいわけですしね。

そうですね。

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