進路相談

私は本が好きなので、本に関わる仕事をしたいと思っています。 進学は考えていないため、高校卒業後、就職しようと考えているのですが、本を扱う仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。

回答

 それでは、本の制作から流通、販売までの流れを追う形で本に関わる仕事を見ていってみましょう。

 まずは本の制作。この段階では、本の元となる原稿を書く人(小説家、漫画家、ライターなど)、編集者、デザイナー、イラストレーター、写真家、DTPオペレーター、印刷技術者、製本技術者、印刷会社の営業社員などが関わってきます。

 本が刷り上がり流通に回されると、出版社の営業社員や取次業者などが活躍することになります。

 そして、本が書店やコンビニなどに届き、店頭に並べられると販売員の出番となります。また、自社の出版物の販売促進のために、出版社の社員が書店で営業サポートをする書店営業という仕事もあります。

 最近はネット通販や電子書籍の出版が盛んになってきていますので、オンライン書店や電子書籍ストアの社員などもここで登場することになるでしょう。



 このように、本に関わる仕事は色々とありますが、専門技能を要求される仕事や大学卒の学歴が必須となる仕事も多いため、高卒ですと就ける職種は限られてしまいます。

 ですので、今の時点から就職一本に絞ってしまうのではなく、進学も視野に入れる形で進路について考えていくとよいでしょう。

 そのためにまずは仕事調べをしてみることをおすすめします。



 PC版進路ナビに、「語る!仕事人」という仕事調べページがありますので、参考にしてみるとよいでしょう。

 また、上で挙げた職業名を手がかりに、ネット上でキーワード検索をして、実際に本に関わる仕事をしている人たちが運営しているブログなどを読んでみてもよいと思います。

 実際の仕事現場の様子を知ることは、進路選択に大きく役立ちます。



 私の友人に元書店員やフリーライターがいますが、「書店員は意外に力仕事が多く腰を痛めがち」だとか「ライターにとって仕事を振ってくれる編集者との関係は非常に重要」などといった業界内部の人間だからこそ分かる裏話を教えてもらえたりしました。

 積極的に情報収集をし、このような内輪の情報も手に入れるようにして、あなたに合った進路を選んでみてください。

2014年03月更新

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