進路相談

公務員をめざす場合、大学と専門学校のどちらに進めばよいのでしょうか。 メリットやデメリットなど詳しくアドバイスお願いいたします!

回答

 ご存じかと思いますが、公務員採用試験は、高卒程度(国家Ⅲ種、地方初級)の採用試験と、大卒程度(国家Ⅱ種~、地方中級~)の採用試験に大きく分けることができます。

 受ける試験によって、仕事の内容や昇進の速度や限界が変わってきますので、あなた自身の将来設計を参考に、どちらの試験を受けるのかを考えていく必要があります。

 高卒程度の採用試験を受ける場合は、年齢制限の関係で、大学に進学する進路は自動的に選択肢から外れます(大学を卒業する頃には、年齢が高くなりすぎて、高卒程度の採用試験は受けられなくなっています)。ですので、この場合は専門学校に進学する以外の選択肢はなくなります。

 一方、大学程度の採用試験を受ける場合は、大学進学と、専門学校の大卒程度のコースへの進学の二つの選択肢が選べることになります。

 それぞれの選択肢のメリット、デメリットは以下のようになると思います。



○大学

【メリット】

・4年間という時間をかけて、公務員採用試験に関係する科目はもちろん、それ以外の興味のある学問も学ぶことができる。

・大学卒業資格(学士号)が得られる。

・公務員以外の様々な業種への就職が目指せる。

・様々な目的を持った学生が周りにいるため、視野を広げることができる。

【デメリット】

・大学で学ぶ内容だけでは、十分には公務員採用試験対策ができないため、ダブルスクールや通信講座などを利用して、別途公務員採用試験対策をしていく必要がある。

・公務員採用試験に関する情報が手に入りづらいため、ネットを利用するなどして能動的に情報収集をしていく必要がある。



○専門学校の大卒程度のコース

【メリット】

・2年間という短い時間で、公務員採用試験に関係する科目を集中的に学ぶことができる。

・同じ目的を持つ学生が周りにいるため、モチベーションを維持しやすい。

・公務員採用試験関連の最新情報や対策情報が入手しやすい。

【デメリット】

・公務員になれなかった場合、専門学校卒の学歴しか得られないため、大卒者に比べて就職活動が不利になる。



 いわゆる「キャンパスライフ」などには興味がなく、公務員になることのみに集中したいのであれば、専門学校の方が合っていると思います。

 ですが、折角の学生時代なのだから、色々と経験して楽しんでみたい、ということであれば、大学の方が合っているでしょう。

 最終的に選択するのはあなた自身ですので、オープンキャンパスなどを利用して、色々と情報を集めて、どちらの進路を選ぶのか決めていくことをおすすめします。

 進路ナビには複数の学校からまとめて学校パンフレットを取り寄せる機能や、各学校の開催しているオープンキャンパス、体験入学などの情報を検索して、直接参加申し込みをする機能がありますので、それらの機能を利用して気になる学校の情報を集めてみることをおすすめします。

 なお、平成24年度より国家公務員採用試験の制度が変わる可能性がありますので、その辺りも踏まえて、学校選びをしていってもよいと思います。

2011年07月更新

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