進路相談

もう受験勉強も終盤になりますが、受かる気がまったくしません。 今から頑張っても無理で、浪人するしかないと思ってしまいます。 どうせ受からないのなら勉強しても意味はないですよね。 私は美術大学に進学するために今年の春から美術予備校に通っていますが、そこでの順位が低く、実技試験に受かる気がしません。どうしたら良いでしょうか。

回答

 美術大学に限らず大学受験では、受験期間の終盤になってくると、溜まった精神的な疲れから何もかも無駄なような気持ちになってしまうことがあるものです。

 私もそうでしたし、美術大学の受験経験を持つ編集部員もやはりそうだったという話です。

 気持ちが焦ってしまって勉強や実技の練習が手につかないようでしたら、一度、気持ちをリセットするために軽い運動をしてみたり、ウィンドショッピングに出かけてみたりしても良いと思います。勉強以外のことをする時間がもったいない、と思われるかもしれませんが、効率が上がらない状態で勉強をするよりも、気分をすっきりさせて効率よく勉強していく方が、結果的には質、量ともに充実した受験勉強ができることと思います。

 実際、私も受験の追い込みの時期には、お気に入りの映画のクライマックスシーンを毎日ビデオで見るようにして、息抜きをしてから勉強するようにしていたものです。それだけで煮詰まっていた気持ちがずいぶん楽になったものですよ。

 実技の練習についてですが、私のグラフィックデザイナーとしての経験から言えば、たとえ無駄に思えたとしても、できるだけ毎日練習をするようにしていくと良いと思います。

 絵というのは描けば描くほどうまくなっていくものです。確かに、今日描いた絵は、昨日描いた絵や一昨日描いた絵と差がないように思えるかもしれません。ですが、毎日地道に練習を続けていって、半年、一年が経てば、見違えるように実力が上がっていることと思います。

 万が一、今年の受験がうまくいかなかったとしても、練習に費やした時間は、必ず確かな技術力となって身につくものと思います。そのようにして身についた技術は、大学受験のみならず、将来、デザイン系の仕事をするときにも基礎力として必ず役立つはずです。

 色々と不安になることも多いと思いますが、できることからコツコツとこなしていくようにして、大学受験という長距離レースを完走するようにしてみてください。

2008年09月更新

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