美容師 井上 紗矢香さん |語る!仕事人スペシャルインタビュー

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語る!仕事人 スペシャルインタビュー

美容師

井上 紗矢香
いのうえ さやか

アレンジだけでその人の“カワイイ”を引き出したい

 カジュアルからフォーマルまで、お客様の魅力を引き出す多彩なヘアスタイルを華麗に仕上げる美容師。最近では、ヘアアレンジや前髪カットなど、自分では出来ない可愛いヘアスタイルを美容師に求める女性が増えてきました。若者の流行の先端を行く東京・表参道の美容室で忙しい毎日を送る、井上紗矢香さんにお話をうかがいました。

美容師 井上 紗矢香さん

1986年生まれ、埼玉県出身。「instagram」「twitter」などのSNSで、ヘアスタイル作品を公開し、若者からの人気が高い。現在、AFLOAT D'Lで、女性らしいガーリースタイルをはじめ、小顔カットなどに定評があるスタイリストとして、店舗はもちろん、多くの雑誌でも活躍中。

自分の将来を真剣に考えた時に、好きなことを仕事にしたいと思ったから

 正直なところ、私は「机に向かって勉強する」ということがあまり得意ではない高校生でした。卒業後の進路として大学進学も考えたのですが、どうしても自分が大学で学ぶ姿が想像できなくて……。よく考えた末に、自分が一番興味があるのは、“美容”と“ファッション”。学校に行くなら好きなことを学ぼう!と思ったのがきっかけでした。そうと決めたら学校選び。もともと進学するなら地元の埼玉を出たいと思っていたので、東京の専門学校が候補になりました。美容師になるなら、「原宿の表参道で働きたい」という夢と、学校見学に行った時の校風が自分に合っていると感じ、志望校を決定しました。
 実際入学してみると、美容師免許を取得するための座学や実技など、とにかく覚えることが多く、たくさん勉強しましたね。大変だと思うこともありましたが、クラスメイトは全員同じ夢を持った仲間。気の合う友人も出来て、一緒に練習したり、励まし合ったりして、国家試験に向けて意識を高めながら、充実した毎日を過ごしました。

プロの技術と接客スキルが求められる。下積み時代に学んだことはいまも生きている

 卒業後、念願だった表参道のお店に就職しましたが、美容師免許を持っているからといって、すぐにお客様の髪をカットできるわけではありません。私の場合、5年間は会社の組まれたカリキュラムをこなし、基礎が身についた時、スタイリストの仲間入りを果たしました。始めはフロアの掃き掃除と洗い物をするのが仕事。次にシャンプーの仕方を学びます。技術面はもちろん、お客様に雑誌やドリンクの渡し方などを学ぶ「ご案内」と呼ばれる接客のカリキュラムもあります。先輩スタイリストに付いて、スケジュール管理や撮影を務めるようになると、一つひとつ覚えていくことに必死。カリキュラムごとに行われるチェックに合格できなければ次のステップには進めないので、すごく努力しました。けれども、その分スタイリストとしてデビューしてからは楽しいことだらけ。何より自分のスキルアップに時間を使えることが嬉しかったですね。
 お客様と接することで、自分の技術不足を肌で感じることができ、もっと練習しようという気持ちになります。また、世の中の流行はめまぐるしい勢いで変わっていくので、乗り遅れないよう、いまもなお、日々勉強中です。最近では、SNSが普及して、ウェブサイトやブログなどに公開しているヘアスタイル作品を見て、来店されるお客様がとても増えてきたので、作品作りにも力を入れています。

一人前のスタイリストになっても、流行の最先端でいられるよう勉強の毎日

 いまでは好きなことも苦手なこともきちんと出来るようになりましたが、専門学校時代は、決められたことに固定されることよりも、ファッションに合わせて自分でスタイルを考えることが好きでした。学生主体のヘアーショーは、仲間と共に企画を考えたり、モデルを決めたり、ヘアスタイルをどうするかなどの制作工程がすごく楽しかったですね。ただ、私はその分基礎力が弱かったので、入社してから苦労しました。あらためて技術を覚え直す必要があったんです。時間のある学生時代に基礎を徹底的に身につけることがいかに大切なことだったのか、いまなら、その意味が分かります。また、美容師として働き出したことで、たくさんのことに挑戦する意欲が生まれ、多くの経験を積んだことが糧となり、流行やその人のイメージに合ったヘアスタイルが出来るようになりました。

無理に将来を決めようとは思わず、好きなことを一つ決めてそれに執着しよう

 将来自分が何になりたいか決まっている人もいれば、決まっていなくてあせっている人もいるかもしれません。しかし、高校生のうちに無理に決めようとせずに、まずは、自分の好きなことを続けてみることが大切だと思います。この世界には多くの仕事があふれています。自分で選んだ仕事が、自分に合うかどうかの答えは簡単には出てきません。
 私は美容師という職業を選びましたが、それは美容やファッションが好きだったから。専門学校時代や就職してからの下積み時代は何度も挫けそうになりましたが、辞めずに努力を続けました。そのおかげで、数年後にはスタイリストとしてデビューし、美容師はやりがいのある仕事だと再認識しました。みなさんも好きなことを一つでもいいから探して、それに向かってあきらめず、頑張ってみてください。

INFORMATION

AFLOAT D'L(アフロートディル)
●営業時間
 火〜金/12:30〜21:30
 土・祝/10:00〜19:00
 日曜/10:00〜18:00
 *完全予約制
●定休日毎週月曜日、第1・3火曜日
●TEL 03-5778-0386
●URL http://www.afloat.co.jp/dl/
●交通 東京メトロ「表参道」駅B3番出口より徒歩1分

(掲載日:2016-09-13)

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