保育士 福岡 樹里さん |語る!仕事人スペシャルインタビュー

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語る!仕事人 スペシャルインタビュー

保育士

福岡 樹里
 

子どもの笑顔に元気をもらい、“自分ならではの保育”をいつかは見つけ出したい

 例年20名前後の保育実習生を受け入れるなど、「板橋区立紅梅保育園」は、若い保育士志望者たちに多くの現場実習の機会を提供してきました。保育士5年目の福岡樹里さんを訪ね、「厳しくも楽しい」と語る現在までの道のりをうかがいました。

保育士 福岡 樹里さん

 高校卒業後、短期大学の保育系学科に進学。「幼い頃からの夢」をかなえ、念願の保育士として社会人のスタートを切る。いくつかの園を経て、現在は板橋区立紅梅保育園で日々奮闘中!

目指したきっかけは年下のいとこの面倒/職場体験の機会を得て夢が現実的に

 小学生の頃、家によく遊びに来ていた年下のいとこの面倒を見ているうちに、“将来は小さな子どもに関わる仕事に就きたい”という思いが自然と芽生えていたように思います。当時、保育士として働いていた母親の姿にも影響を受けていたのかもしれません。中学に進み、そのいとこが通う幼稚園に職場体験に行く機会があったのですが、普段とは違った立場から接することができたのが嬉しくて、保育に対する興味がどんどん大きくなっていきました。
 「保育士になりたい」という気持ちが固まったのは、高校卒業後の進路を選択する時。迷わず3年制短期大学の保育系学科に進学しました。いまの自分の基礎を築けた3年間でしたが、特に絵を描いたり折り紙や物づくりなどをしたりする「造形」という実践的な授業や、離乳食などの「食」に関する専門的な講義が印象に残っています。ピアノは経験がなく、イチからのスタート。とにかく練習の毎日でした。授業は90分という短い時間ではありましたが、マンツーマンで鍛えていただき、少しずつ上達することができました。

実習は偶然にも自分が卒業した保育所/現場の経験一つひとつが力になった

 保育実習は2年次と3年次にありました。偶然にも実習先は私自身が通っていた保育所でしたので、お世話になった先生がいらっしゃいましたし、5歳の時の担任の先生が実習時にわざわざ様子を見に来てくださり、さまざまな助言をいただきました。実際の保育の現場では、学校の授業では学べないことも学ぶことができ、とてもいい経験になりました。
 いま振り返って思うのは、保育実習は自分が学ぶ場所なので、積極的にいろいろなことにチャレンジをするべきだということ。絵本の読み聞かせをさせてもらったり、園児と一緒にごはんを食べたりして、子どもたちと一緒に過ごして実際に経験したことは、どんどん自分の中で血となり肉となっていきます。現在働いている紅梅保育園では毎年多くの実習生を受け入れていますが、学生にとってはこの上ない大切な時間ですから、その貴重な機会を充分に活用して、自分の力にして欲しいと思います。

分からないことは貪欲に先輩方に質問/長期的な視点から自分の力を伸ばしたい

 紅梅保育園へは、保育士になって3年目から勤務しています。それまでは複数の園を数カ月ごとに異動していましたこともあって、それぞれの園による保育の仕方を学びました。これからは、一つの園に長くいることで、長期的な視点から自分の力を伸ばしていきたいと思っています。
 現在は、乳幼児保育で0歳児クラスを担当しています。0歳児を担任として受け持ったのは初めてなので、分からないことは先輩保育士のみなさんに何でも聞くようにしています。いまでも教わることは多く、行事の準備などもアドバイスをいただきながら進めています。今年は、4歳と5歳児が掘ったお芋で焼き芋を作るという「秋のお楽しみ会」を担当し、事前準備から当日の仕切りまでを、もう一人の先生と協力しながらやり遂げることができました。

子どもの笑顔がやりがいと活力に好きだと思った道を突き進んで欲しい

 春・秋の遠足やクリスマス会、ひなまつり会など、園内行事が成功して、子どもたちが「楽しかったよ!」と言ってくれた時は、頑張って準備を進めてきて良かったと、とても嬉しくなります。子どもの笑顔が日々のモチベーションとやりがいにつながっています。そんな私も、気がつけば5年目に突入しましたが、まだまだ先輩方にフォローしていただいたり、保育に対する姿勢や心構えなど、さまざまなことを教わりながら、自分なりの保育のやり方を見つけて、一つひとつできることを増やしていくつもりです。
 保育士を目指すには、やはり子どもが好きだという気持ちが必要です。しかし、子どもと遊ぶことだけが保育ではありません。保護者のみなさんや地域との関わりなどもおろそかにはできません。“子どもとふれ合う”という一面だけではなく、他の厳しい部分もしっかり見た上で、ぜひ突き進んでください。私もずっと保育士の道しか見ていませんでした。みなさんも、いまの気持ちを大切にしながら、自分に合った道を選んで欲しいと思います。

INFORMATION

『板橋区立紅梅保育園』
東京都下・板橋区にある公立保育園。児童館を併設しており、園庭開放や絵本貸し出しなど、地域に根ざした保育活動を展開している。

(掲載日:2015-05-25)

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